とあるIT屋の独白

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トラブルをコンテンツとすることに対して感じること

ネット等でたびたび話題になるBreakingDown。この興業が始まってから2023年で2年経つのですが、まだ人気は継続してるようです。
BreakingDownは格闘技イベントとしてカテゴライズされてますが、その内容について賛否両論あります。そりゃ真面目に格闘技をやったり観たりする人からすれば、邪道だと言いたい気持ちは分かります。
では、そもそもBreakingDownは格闘技イベントなのかという話になると、個人的には違うかなと考えています。この興業の顔とも言える朝倉未来自身が「みんなトラブルが見たいんです」と言ってる通り、トラブルを意図的にコンテンツ化したものと私は捉えています。

number.bunshun.jp


トラブルが発生すると、どうしても注目はされてしまうし、私も気になって見てしまいます。ただ、それがコンテンツかと言われると、個人的にはコンテンツと呼べるものではないと感じます。とはいえ、世間的にはトラブルで注目を集めるのを良しとする層もいるので、以下の青汁王子のコメントの通り「迷惑かけても有名になれば需要」というのは、その通りであるかなと感じます。

news-vision.jp


ただ、トラブルで注目を集めることを良しとすると、真面目に物事に取り組むのはバカバカしくなる、となる気持ちは出てくるでしょう。個人的には真面目に取り組むことが評価されるべきであると考えていて、トラブルを起こすことはマイナスに作用する社会が健全であると感じます。なので、トラブルを起こす人に対して利益をもたらすようなことは、極力避けるべきと思います。
繰り返しになりますが、トラブル自体はやはりどうしても見てしまうので、我々にできることはそういう人に、お金を与えないということだと考えています。なので、特に企業については、注目を集めやすいからといってトラブルを起こす人をマーケティングに使うのは、本来企業が果たすべき社会貢献という意義とは外れる行為と感じます。