とあるIT屋の独白

ITや経営について主に書きます

インテグリティについて考えてみる

少し前に話題になった大成建設の数値改ざんのニュースのように、 www.yomiuri.co.jp 2023年になっても、企業の不祥事をニュースで目にすることが多くあります。このブログでも過去に何度か、以下の記事のようにコンプライアンスや内部統制やらについて書きま…

DX時代に考えるUXやストーリー

2023年になっても、DXに関する記事はまだまだ多いですね。私も2021年に以下の記事でDXについて書きましたが、今でもその時からスタンスは大きく変わってないです。まずは体験としてのUXが定義されていることを前提にデジタルの設計をしないと、あまりDXをや…

友達や人脈について考えてみる

私は今までの人生で、友達があまり多い方とは言えないかなと思います。友達があまり多くないと言いつつ、たまに連絡を取る人は友達なのかとか、SNSとかだけの付き合いは友達なのかとか、そもそも友達とはなんぞやという話にはなります。以下の記事にある通り…

ポジティブさとサービス開発

事業開発やサービス開発でポジティブさが求められるのは、言うまでもありません。自分達が実現したい目標や未来に対して、ネガティブなスタンスで取り組んでも失敗してしまう可能性は高いでしょう。とはいえ、ポジティブさと無謀さは違うかなと思います。無…

良質なコンテンツが求められる時代になってきてるかもしれない

少し前に某YouTuberがうどん店を酷評して、話題になりましたね。個人的には別にSNS等で、レビューを行うこと自体は問題ないと思ってます。レビュー内容はあれにしても、なぜここまで炎上してしまったのかなとは少し感じました。 toyokeizai.net 個人的に行き…

2023年に心理的安全性についてあらためて考えてみる

少し前にアメリカのIT企業で、リストラがされたのが話題になりましたね。Googleでもリストラが行われましたが、理由も伝えずいきなり解雇というのは個人的には意外でした。 forbesjapan.com Googleと言えば、心理的安全性を提唱してきた代表格の企業です。こ…

家庭教育と学校教育について

今年に入って、回転寿司・カラオケ・牛丼屋やらで、迷惑行為をした人がいてニュースになってますね。こういう人が出てくる以上は、罰則を厳しくしたり監視カメラをつけるなどの対応が必要なのは分かります。それは企業として取れる抑止策であって、時間がた…

コードレビューについて感じるところ

システム開発や改修を行う際は、コードレビューを行うという現場がほとんどでしょう。ただ、コードレビューを効果的に行えているかと言われると、個人的な感触だとあまりそういう現場は多くないような感じがして、コードレビューに関する課題は何かしらある…

ミスやコンプライアンス違反の根本対応について考えてみる

少し前ですが茨城県の自治体で、下水道の設計ミスにより職員の給料を下げる、との記事がありました。 www3.nhk.or.jp 個人的には、ミスにより給料を下げるのは悪手だと思うし、何より大事な観点としては失敗は再現性が高いということです。事実、茨城県での…

トラブルをコンテンツとすることに対して感じること

ネット等でたびたび話題になるBreakingDown。この興業が始まってから2023年で2年経つのですが、まだ人気は継続してるようです。BreakingDownは格闘技イベントとしてカテゴライズされてますが、その内容について賛否両論あります。そりゃ真面目に格闘技をやっ…

通貨の信頼性について考えてみる

昨年の後半終わり頃から今年にかけて、仮想通貨の信頼性について中々厳しい状況になってきています。FTXの破綻がまだまだ尾を引く可能性があり、当面はちょっとなぁという感じはします。通貨の信頼性を担保するのは中々簡単ではないですが、そもそも信頼性っ…

イーロン・マスクのマネジメントスタイルについて考えてみる

昨年は色んなことがありましたが、ビジネス・IT界隈を騒がせたトピックの一つとして、イーロン・マスクのTwitter買収が挙げられるでしょう。今年もイーロンは色々話題になる気はしますが、彼がどういうスタイルでマネジメントをやってるかというのを、理解し…

町へ出ることについて考えてみる

さて、2022年も終わりですね、あっという間です。去年の今頃、何やってたかなと思い返すと、ヨルシカの記事を書いていましたね。 toaruit.hatenablog.com というわけで、せっかくなので今年も、年の最後はヨルシカについて書きたいなと思います。今年はヨル…

SESの問題点について考えてみる

SESの問題について、TwitterなどのSNSのIT界隈では議論になりやすいですよね。ITの現場ではSESの人が普通にいるし、私もそういう現場で働いてて思うところはやはりあります。ただ、「SESは悪」みたいなことを、根拠を明示せず言うのは違うと感じるし、問題点…

日本での寄付やボランティアについて

日本では欧米などに比べ、寄付やボランティアが活発に行われてない、という意見はあるでしょう。こういった、いわゆる社会貢献の意識が低いと、以下の記事ではグローバル人材になるのは厳しいと指摘しています。 toyokeizai.net この指摘には賛否両論あると…

ウィンバックついて考えてみる

「ウィンバック」という言葉は聞きなれないと思いますが、直訳すると「奪還」ということになります。ビジネスになると、どうしてもチャーン(解約)が起きてしまうことはあり、これをゼロにするのは不可能に近いでしょう。ただ、一度離れた顧客を取り戻すの…

オブジェクト指向についていまさらながら考えてみる

定期的にSNS等で話題になる、オブジェクト指向。オブジェクト指向は今となっては古いみたいな意見もあって、どちらかというと批判的な意見も多いように感じます。オブジェクト指向と一口に言っても、人によって何のことを指してるか微妙に違うと思うし、そこ…

分断と知性について

ぼちぼち2022年も12月が近づき、あっという間に終わってしまいそうですね。今年の2月にウクライナとロシアの戦争が始まってそろそろ10ヶ月が経とうとしてますが、今年中には終結しない感じはしますね。なぜ両国の関係が、ここまでこじれてしまったのかとうい…

アジャイル開発におけるデイリースクラム

最近はシステムの開発現場で、アジャイル開発をやろうというのが比較的現実的に受け入れられるようになってきた気がします。個人的にはアジャイルっぽい開発の方が好きではあるので、この流れは良いかなとは感じてます。ただ、一方で下記の記事にあるような…

株主主義について感じること

少し前にイーロン・マスクがTwitterを買収して、その経営改革が話題になってますね。彼が大ナタをふるえるのは、株式のかなりの割合を取得したからであって、株式を取得すれば会社を支配できるという論理にはなるでしょう。 以前に私のブログで、資金調達に…

システム開発の内製化について考えてみる

昨今、DXが盛んに取り上げられているように、いかにITでビジネスのデジタル化を進めるかといったことが言われています。前にこのブログでも取り上げましたが、ITの利用がビジネスを行う上で重要性が増している以上、ベンダーの利用の仕方や、いかにエンジニ…

昨今(2022年10月)のインフレ・円安についての所感

ここ最近はインフレや円安といったワードを、ニュースで見かけない日は無い気はしますよね。我々の日常生活にも影響がある部分はあるので、やはり関心は高くなるでしょう。インフレや円安は、マイナス面もあるのでそこがクローズアップされてしまうのは致し…

正義を振りかざす時に留意したいこと

2年くらい前ですが、このブログで正義について取り上げましたが、 toaruit.hatenablog.com 2年経った今、その状況に変化が見られるかというと、まぁそうでもないなという感じはしています。最近感じるのは、ある種の正義感を持って何かを主張すること自体は…

DXと業務システムについて考えてみる

以前にこのブログでDXについて、取り上げました。その際にDXをやる意義としては、オンラインが当たり前になった時代の人の行動パターンに対応すること、つまり「体験」を良くすることと関係性があると書きました。 toaruit.hatenablog.com 顧客に対する体験…

コミュニティマーケティングについて考えてみる

最近は、いわゆるコミュニティマーケティングの手法が行われることは、珍しくなくなりました。コミュニティマーケティングとは共通の興味等を持っている人を集めて、マーケティング等に活かす施策になります。 engage-mate.jp 少し前はコミュニティの一種で…

性格の不一致について考えてみる

今の時代は、離婚する人も珍しくなくなってきてますよね。私と同年代の人でも離婚を経験した人は普通にいるし、離婚する事に対して別にいいんじゃないという感覚にはなってきています。そんな離婚ですが、理由として一番多いのはいわゆる「性格の不一致」だ…

リファクタリングについて思うところ

かなりのシステムの現場において、コードの保守性が低いといったことは課題に上がることが多いように思います。私の経験してきた現場の多くは、この保守性の低さについてどうしようかと、頭を悩ませてたような雰囲気はあります。そういう時に、よく挙がる施…

今の時代(2022年)の人材管理について考えてみる

今年も、下半期になってぼちぼち2022年も終わりに近づいています、早いですね。色々と考えもしないことが起きたり、世の中の変化もあったりで中々せわしない年に、なってる気はします。まさに、VUCAの時代という感じはしますね。今の時代、今までと同じよう…

ナラティブについて考えてみる

最近、ナラティブというワードをちらほら見かけるので、今回少し取り上げてみたいと思います。ナラティブとは何かと言うと、下記の記事に概要がまとめられていて、語源的な意味合いだと「物語」になります。つまり、物語性を意識して、コミュニケーションと…

テーブル設計の考え方とAPIについて

以前にこのブログで、APIをどのような観点で設計するかということについて書きました。その際に設計の観点として大きく、DBのスキーマ・画面・ドメインを意識する必要性を挙げました。 toaruit.hatenablog.com 今回はDBスキーマの設計、つまりはテーブル設計…