とあるIT屋の独白

ITや経営について主に書きます

キャリアで意識すべきこと(ITエンジニア視点)

昨今は、大企業であってもリストラは珍しくなくなってきてるし、ずっと同じ会社で働くというケースはどんどん少なくなるかもしれません。以下の記事にあるように、会社からしても就職すれば安泰という考えの人は、今の時代だとネガティブな面として受け取られる感はあります。

president.jp

若い人も、ずっと同じ会社で働くと考える人は少数派になってる傾向はあるかなとは思います。もちろん、その人にとって良い環境であれば長くいるとは思いますが、以下の記事にあるような「いても無駄」、「言っても無駄」のようなことが重なると、やはり辞めてしまうのかなとは感じます。

qiita.com


ではそんな状況でキャリアを築くには、どうしたらよいか。個人的に重要な観点としては、「資産」と「好き嫌い」だと思っています。

まず資産については、以下の記事にけっこうまとまっています。資産を大きく分けると「金融資本(お金)」「人的資本(スキル)」「社会資本(人とのつながり)」が挙げられています。

atmarkit.itmedia.co.jp

この資産を全て満たせるような環境があれば、その人にとって良い環境になるとは思いますが、中々全てを満たす状況を作り出すのも難しいでしょう。昨今は環境変化もかなり激しいので、少し前では満足してたけど今は満足できないといった状況もありうると感じます。なので、資産の面では主にこの3つの点で自分の状況を定期的に考えてみるのはありかなと思います。

もう一つの観点は「好き嫌い」です。仕事において、自分の好きなことだけやれる状況はかなりレアかなとは思います。だからといって、楽しくないことを我慢し続けて仕事をやるのもなかなか生産的ではないと私は感じます。以下の記事の通り、日本ではまだまだやりたくないことを仕事にしてる人が多い印象はありますが、自分がやりたいことをどのくらい実現できるかという観点も大事と考えています。

bunshun.jp

ITエンジニアという括りで考えると、この好き嫌いはかなり重要視すべき部分とは感じます。適性がけっこう出る領域であり、人の出入りもかなりあるように思うので、条件面が良くても好きになれないと長く続けていくのはキツいと考えています。以下の記事にように、ITエンジニアについては採用する側もこの好き嫌いの比重が、けっこう高い感はあります。

kumagi.hatenablog.com

この世界では投資額すらも「やる気」の推定材料の一つに過ぎず、とにかく好きを貫いて非合理な行動を重ねまくった人に脚光が当たったりする

幸い今の時代はITエンジニアにおいて、この「やる気」を表現する手段はGitHubやらQiitaやらZennやらけっこうあると思っています。もしITが好きになれそうだったら、それを表現するというところに結びつけられると、良いキャリアを築く助けになるかもしれません。