とあるIT屋の独白

ITや経営について主に書きます

戦略とは何かについてあらためて考えてみる

戦略について昨年に下記のような記事を書いて、

toaruit.hatenablog.com

 

その時は「進むべき方向性、シナリオ」といったことがどんなものなのかを、中心に取り上げました。もちろん、戦略の定義としてはこれでほぼ終わりなのですが、では進むべき方向性をいざ決めるといっても、方向性って何なんよ、ちょっと抽象的すぎないか、という感じもやはり拭えません。というわけで、今回は戦略というものがなんなのか、もう少し突き詰めてみたいと思います。
目標設定の手法としてOKRが採用されるケースも、最近は増えている気がします。目標を設定するにあたって、その企業の戦略にもとづくのが大事と感じられますが、例えば一部門が企業戦略の全てを目標に設定するのは難しいと思います。そこには、取捨選択があって自部門が何に集中すべきか決める必要があります。

note.com

 

OKRの目標設定と同じロジックで、一企業が出来ることには限りがあるので、戦略を策定するときも同じプロセスになると思います。本来は理念を実現することを実行すべきだが、ただ限られた時間やリソースがあるなかで、何に集中べきかというのを決める必要があります。下記の記事では、戦略は「パッション+取捨選択+ストーリー」と述べられています。

hiroyukiarai.jp

 

下記の記事によると、限られた選択肢を明示することは実行のしやすさにもつながるそう。たしかに、曖昧な方針よりは明確に何をやると決めるほうが、分かりやすさはある感じがします。ので、戦略とは何をやるべきかの「選択」というのが、本質的な考え方かなと個人的に感じました。

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