とあるIT屋の独白

ITや経営について主に書きます

天才の創造性を活かすためには

かなり前になりますが、本ブログで天才を社内でどう処遇すれば潰さずにすむかという観点で、主に日本にみられるようなマネジメントのキャリアパスについて少し考えてみました。

toaruit.hatenablog.com


今回はこの天才の良さを活かすためにはどうするかというのを、もう少し深く考えてみたいと思います。

私が働いていた現場にもいたのですが、ある特定の分野に秀でた人がうまく会社の業務にフィットしない、といったことは経験されている方もいるのではないでしょうか。下記の記事にあるような、オーバースペックな人たちです。

jp.quora.com

 

オーバースペックな人たちに合うような業務を与えられないのは、マネージャーや会社のせいと思うかもしれません。それは正しいと言えば正しいのですが、ただ会社の事情もあって中々彼らに合う仕事が与えられないのも現状だと思います。それは、ある側面では、普通の人の集団である組織には、彼らの気持ちが分からないと言えるかもしれません。
下記の記事は女性に限定した話となっていますが、特に性別関係なく当てはまる部分もあるような気もします。特に「価値観の押し付け」であったり「同調圧力」は、会社や学校などで感じたことがある人も、多いのではないでしょうか。

www.michellenpa.xyz

 

 もちろん、世の中のいわゆる「普通」に合わせた価値観は大事で、世の中の常識が通じない組織は続かないかなと思います。正しいと思われることが通じないのは、組織としては問題があるように私は感じます。
一方で、世の中の常識から逸脱するようなアイデアを「許容する」ことも大事だと思います。天才が出すアイデアが突拍子もないものだとしても、それを却下せずにシーズになりうるものか試してみるとか、そういう取り組みも大事と感じます。下記の記事のような事例が、参考になるかと思います。

www.itmedia.co.jp


会社である以上は、利益を出さなきゃいけないし、ユーザの声も聞かなきゃいけません。これをないがしろにしては、そもそもビジネスとして成立しないと考えます。ただ、それとは別軸で下記の記事にあるような、「どんな世の中を作りたいか」という観点も大事だと思ってます。
天才にもいろんな種類がいると思っていて、ビジネス的なセンスがある人、瞬発力がある人、アイデアを出すのが上手な人、などなど。いろんな人を活用するためには、企業が色んな軸を持つ必要性があると感じます。

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