とあるIT屋の独白

ITや経営について主に書きます

いかに後戻りが出来るようにするか

SNSとか見ると、仕事辞めてネットビジネスやるとか、学校辞めてエンジニアになる、みたいなのをちょこちょこ見かけます。もちろん、退路を絶って何かに取り組むこと自体は全く否定しないのですが、ただ後先考えずにこのような行動をとるということに関しては、やはり疑問を感じます。ということで、今回は新しいことを始めるときに、どういう心構えで進めたらいいかというのについて、個人的な考えを書いてみたいと思います。
まず、新しいことに挑戦することは大事なことだと思っています。新しいことを始めることはリスクが伴います。もちろん、リスクは少ないに越したことは無いのですが、いかに自分の許容範囲内にリスクをおさめられるか、というのが大事になってくると思います。以下の記事にそういったリスクについて書かれているのですが、こういったリスクをある程度想定しつつ、新しいことに取り組んでいく姿勢も重要と考えています。

factory-learn.com

 

リスクをちゃんと評価できるというのは大事で、下記の記事にあるようなリスクマネジメントの考え方を個人のレベルでも使えると思っています。もちろん、変化の激しい今の世の中でリスクを全て洗い出すのは難しいですが、今認識しているリスクと発生頻度・影響度を整理するのは、意思決定を行う上で意義があると思ってます。

souken.shikigaku.jp


下記の記事では、Amazonの意思決定の仕方を紹介しています。Amazonでは後戻りのできる意思決定と後戻りのできない意思決定で分類しています。後戻りできるものは、迅速に決定していって、後戻りのできないものは慎重に検討していくそうです。

note.com


この、「後戻りができる」という基準は個人的には大事だと思います。もちろん、人生において後戻りができない意思決定をすることもあるでしょう。人にもよりますが、例えば転職であったりとかフリーランスになるとかは、場合によっては後戻りできない可能性があるわけです。自分にとって何が後戻りできない事柄なのか、後戻りできるための選択肢は無いのか、そういったことを考えつつ新しいことを始めると、後で後悔しないような選択ができるのかなと感じます。