とあるIT屋の独白

ITや経営について主に書きます

婚姻減少の理由について考えてみる

日本では少子高齢化が問題と言われ続けてますが、そもそも婚姻数が減少しているという現状があります。少子化対策もそうですが、婚姻数を増やさないとということで、政府も出会いの場を増やしたりアプリを活用したり対策しようとしてます。もちろん対策が無意味とは思いませんが、個人的にはこの方針はどうだろうなと少し感じています。

newspicks.com


国会議員の人が、婚姻数の減少要因としてお見合いの減少を挙げています。これは一つの要因としては、そうだろうなとは感じます。

www.nikkei.com


では、今お見合いの数を増やせば問題が解決するかと言われると、個人的にはそうは思いません。少し前の時代のお見合いって、親族や会社関係からの紹介がかなりの割合あったのではないかと推測しています。こういう場合、無下に断ったりもできないし、いわゆる政略結婚的な要素もあったのかなとは感じます。なので、当人の意思がそこまで尊重されず結婚というケースも、あったのかなとは思います。

今の時代も、もちろんそういうケースもあるとは思いますが、昔よりかなり減ったかなとは考えています。強制的な要素より当人達の自由な意思が尊重されるようになると、今度はいくらお見合いしても結婚までいかないというケースも出てくるでしょう。個人的な経験則だと、大抵の人はモテる人のほうに寄ってしまうし、モテない人はいくら頑張っても空回りという感じになることが多い気はします。自由な意思を尊重すると、モテる人とモテない人の格差が生まれてしまうと考えています。

comemo.nikkei.com


このような状況の中で、いくらお見合いの数を増やしたところで、あまり成果は出ないのかなとは思います。婚活した結果、自分の納得できるモテる人と結婚できないと分かった時に、じゃあモテない人と結婚したいかという話になります。あえてモテない人と結婚するとなった場合に、何かしら縛りやメリット的なものが必要になると思います。それが一昔前の親族や会社といったもので、そういう縛りがあるからやむなく結婚する、という選択を取るケースが一定数あったのではと推測しています。

そのような縛りが薄くなった現代でどうすれば良いかというと、あえて結婚するメリット的なものを作らなければいけないと私は思います。一番分かりやすいのは金銭的なメリットでしょう、例えば結婚したらお金もらえるとか減税されるなど。結婚して何のメリットがあるのか案を整理して提示しないと、出会いの機会だけを増やしても、中々成果は出ないように私は感じます。