とあるIT屋の独白

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デザインについて今更ながら考えてみる

デザインと言うと「見た目」というイメージはあると思いますが、最近はデザイン思考の考え方も以前と比べると浸透してきたように感じます。ただ、デザイン思考がある種のブームになるに従って、デザインって何だっけというのもけっこうぼやけてる気がします。ということで、今回はデザイン思考を切り口にして、そもそもデザインってなんだっけっていうのを個人的に感じたことではありますが掘り下げていきたいと思います。
デザイン思考というと、以下の記事にあるような5つのステップであったり、付箋をはって整理するといった手法を思い浮かべる人もいるかもしれません。顧客の声を聞くのは非常に大事だし、色々なアイデアを整理するのも大事なのですが、ではそれがデザイン思考なのかと言われると、少し違和感を個人的には感じます。

mariosakata.com


 絵を描くデザイナーも、もちろんターゲットを思い浮かべてコンテンツ製作をしてると思いますが、ただそれだけでなく自分が主張したいことを盛り込んで作品にするはずです。ので、手法ももちろん大事なのですが、もう一歩深い考察もデザイン思考において求められてくるのではと思います。下記の記事で書いてあるような「変化していく世の中でこれから何が必要なのかを考える」といったことも必要なのでは。

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具体的な事例をあげると、下記の記事のはてなのデザイナーの思考がそういったものに、近いのではないでしょうか。はてのデザインでは2~3年後を想像した、モックアップを作成するそうです。もちろん、直近出てるユーザーの声も盛り込まれると思いますが、未来にこのプロダクトがどうなっていたいか、そこに対する思いも反映されていくと感じます。未来を想定するには、自分達がどうありたいのかとか、なぜこれをやってるのか、といった活動の根元的なものを掘り下げることが大事になってきます。

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