とあるIT屋の独白

ITや経営について主に書きます

システム化とデータ

業務のシステム化というと、紙で管理している内容をデータ化する、というケースが多いと思います。もちろん、これによって効率化は実現できると思いますが、効率化だけだとせっかくIT投資したのに少しもったいない気はします。
下記の記事にもありますが、デジタル化の対応が業務プロセスの電子化にまだまだとどまっていて、データの活用が不十分と述べられてます。

www.atmarkit.co.jp

 

活用が不十分になる要因として、そのデータが気軽に参照できない、というのが挙げられます。私が今までいた会社では、社内のほとんどのデータは社員がアクセスできませんでした。だれが退職したかも、分からなかった時もあります。。
もちろん、全データを公開するのは難しいとは思います。ただ社員がデータを見れないということはデータを管理するというモチベーションも生まれないし、公開できるところは公開すべきと私は考えています。また、仕組み的にもデータレイクのようなものを入れて、参照しやすい形で持たせないと中々活用も進まないのではと感じます。

www.itmedia.co.jp

 

最近は「データレバレッジ経営」と言われてる通り、経営者が諸々の判断する上でデータの活用がより重要になってきてます。もちろん経営層が把握することも大事ですが、社員側もどのようなロジックでその判断がくだされたのか、認識することは大事だと考えます。お互いが共有されたデータを元にコミュニケーションをとることで、互いの理解が深められるのではないでしょうか。

note.com