とあるIT屋の独白

ITや経営について主に書きます

オンラインとオフラインの関係

以前に本ブログにてOMOについて取り上げ、
https://toaruit.hatenablog.com/entry/2020/06/25/004522
そこでは「基盤としてオンラインがあってその中にいかにオフラインを組み込むか」と書きました。今回は昨今のコロナによる環境変化も踏まえつつ、このオンラインとオフラインの関係性について、もう少し書いてみたいと思います。
これは個人的な感触ではありますが、数年前まではオンラインはあくまでオフラインの補助的な役割という立ち位置で、オフラインでの活動がメインだったように思います。そこから徐々にオンラインへのシフトが始まっていって、コロナの影響で一気にオンラインのシフトが加速したと感じます。ただ、コロナが仮に起きなくてもオンラインへのシフトは進んでいったと思うし、今はその変化が急すぎて色々対応がおっつかない部分もあると思います。

おそらく今後はOMOの世界観で、オンラインが人の活動のベースになっていくと私は考えます。もちろんオフラインも大事で、人に会ったり、体を動かしたり、ショッピングしたり、こういったことは無くなることはないでしょう。ただ、オフラインの活動はあくまでオンラインがベースにあってのことになって、人とのやりとりもオンライン無しでは今でもあり得なくなってきてます。ショッピング履歴のデータ管理やレコメンドもより高度化するし、自身の健康管理のデータ化や医療機関でのオンラインの情報共有なども今後進むでしょう。

仕事という面においてもコロナの状況で印鑑の存在意義が問われているように、業務プロセスもオンラインで完結できるような取り組みを、企業はより進めるでしょう。オンラインはベースになっていくと思いますが、オンラインだけだと非効率な部分はまだ存在すると思っていて、要所要所でオフラインを活用する必要はあるかなと感じています。また、人によっては家の外のほうが、仕事がはかどるという人もいるでしょう。小規模なオフィススペースを個人個人が借りるということも、今後ニーズがより出てくるかもしれません。
オンラインがベースになることより、個人的に期待してるのは高齢者人材の活用です。これは私見ではありますが、今の高齢者層でオンラインを使いこなせる人は、まだまだ少ないと感じますので、直近すぐに変化があることはないかもしれません。ただ、数十年後、オンラインに親しんでる層が高齢者になった時にどのような世界観になっているか。私は、スキルのある人材はオンラインを拠点にまだまだ活躍できる社会になってほしいし、自分も高齢者になったときにオンラインで活躍できるような人材になってたいなとは考えてます。