2024年ももう終わりですねぇ。みなさん、どのような年でしたでしょうか。
私は全体的に見て、あまり良くなかった年かなとは感じます。仕事も上手くいかない時期もあったし、体調も良くない時期もあったし、ツラみが多かったように感じます。まぁ、ただ悪運はやっぱそれなりに強いのかなと思ってて、なんとか一年乗りきることができました。
今年に限った話ではないのですが、歳をとると色々と諦めることがあるなぁというのをかなり感じました。今まで辛くなかったことも辛くなるようになるし、体やメンタルも思うようにならないし。スラムダンクの安西先生の言葉「あきらめたら、そこで試合終了ですよ」のように、ならないのが人生とは思います。何かを諦めた後でも、そこで人生は終わらず続いてしまうからです。
さてこの諦めをテーマに、今年、印象的だった時事ネタを、個人的に2つ挙げたいと思います。
一つ目は松本人志さんの文春問題です。結局は松本さん側は訴えを取り下げて、勝訴を諦めた形になるのですが、正直後味が悪く感じられるでしょう。そして、松本さんはまだテレビに出るのを、諦められてないようにも見えます。
今の時代は、一昔前のようなパワハラ的な振る舞いは非常に嫌がられます。年末には中居正広さんもトラブルで騒動になってますが、諦めなければいけないものは当然出てくるでしょう。松本さんや中居さんが、来年何を諦めてどのような行動をするのか、人は何か諦めた時こそ本質が見えるようにも感じます。
二つ目は総理大臣の交代です。自民党の裏金問題の逆風から、岸田さんはやむなく総理の座を諦めた形にはなります。ただ、諦めたとは言え、その後の石破さんを当選させた動きや自グループのメンバーを政権の中枢に残した動きは、さすがと感じます。何かを諦めた時にその後の切り替えをどうするか、やはり大事かなとは思います。
その後総理となった石破さんは少数与党の状態であり、思うように支持率も伸びてなかったりで、2024年は少々旗色が悪いと言えるでしょう。もちろん色々な方面を意識し物事を決めていくことは非常に重要ではあるのですが、全員が得をするような方策を導き出すのは難しいと思います。何かを諦めなければいけないような局面も出てくるわけで、もう少しそういった局面で思い切りの良さを石破さんは出しても良いかなとは感じます。
我々が生きていくにあたっても、何かを諦めざるをえない場面は往々にして出てくるでしょう。そして、色々と諦めた結果、自分の存在意義について疑問を感じることもあるかもしれません。しかし、心体がそこに存在する以上は、できるところまであがかなければいけないと私は思うし、心が折れないよう工夫する必要もあるでしょう。時には休むことや時間がかかることはあると思いますが、再起を諦めてはいけないと私は考えています。
パンドラの箱の話ではありませんが、色々と失うものもある中で自分に最後に残されたものは非常に大事と考えます。この最後に残ったものを頼りに必死に道を模索する。悪い流れを変えていくには探求して試行錯誤を続けることが大事なのではと、感じる一年ではありました。だから私は今年最後にこの言葉を言いたい。
あきらめたら、そこで試合終了ですよ。