とあるIT屋の独白

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価値観とは何かについて考えてみる

価値観が合わないと、よく言われるものですが、この価値観と呼ばれるものは何なのでしょうか。言葉をそのまま解釈すると、何に価値があるかを判断する基準のようなもの、となるのですが、そんなのは人によって違うほうが多いし、それが合わないからといってなぜ人付き合いであったり、会社での仕事を辞めることにつながるのでしょうか。今回はこの点をもう少し深堀りしたいと思います。
価値観という言葉を別の言葉で表すと、「好き嫌い」が一番近いかなと私は考えます。下記の記事の通り、「価値観」と表現すると多少は高尚な印象になりますが、突き詰めていくと結局は「好き嫌い」と同義になるように思います。

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 何かの判断を行うときに好き嫌いは大事で、どんなに論理的な裏付けをしても、最終的な判断は好き嫌いによると私は考えます。ただ、好き嫌いは時に人との衝突を引き起こして、自分の嫌いと相手の好きが対立した時は、収集がつかなくなるわけです。この対立こそが、価値観が合わない原因となると私は考えます。

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会社においても論理的に見えて、最終的にはこの「好き嫌い」が戦略のキモになっていると思います。下記の記事にあるユニクロZARAの戦略の違いは、分かりやすい例になるかと思います。会社で働く従業員も、会社における大まかな好き嫌いに共感できるかというのは、けっこう大事になってくると感じます。

logmi.jp


システム開発の会社で例えると、自分は実装をちゃんとやりたいと思っていても、会社は上流の案件をメインでとってくるとなった場合、やはりそこに好き嫌いの齟齬がある可能性があります。上流メインの戦略も、実装含めてやる戦略も良し悪しはあって、最終的にどちらをとるのかは、その会社における好き嫌いが大きく関わってくるのかなと私は感じます。