とあるIT屋の独白

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量子コンピュータについて少し調べてみた

量子コンピュータなんて、もっと未来の話かなと思ってましたが、最近の記事を見かけると、ぼちぼち実用化も遠くない感じはしてます。例えば下記の記事では、IBMが大学や企業に量子コンピューターを使わせる取り組みを行っていて、応用研究が進められてるみたいです。

【「IBM Q Network」の参加組織が100を突破 IBM
https://www.atmarkit.co.jp/ait/spv/2001/10/news084.html

というわけで、今回は量子コンピュータの仕組みについて、ちょっとだけ調べてみましたので、まとめてみたいと思います。
まず、量子コンピュータの特徴です。普通のコンピュータの世界が0と1で、状態が表現されるのに対し、0から1までの状態が量子コンピュータでは表現できるイメージです。これは、量子力学で有名な「二重スリット実験」で発生する事象を活用してるそう。

【直感で理解する量子コンピュータ
https://qiita.com/onhrs/items/9bf83c61fcfcff43011f

では、なぜこの仕組みで高速な計算が可能になるかというと、下記の記事で図解されています。ざっくりとしたイメージだと、従来のPCでは1つの入力に対し1つの結果しか返らないところ、量子コンピュータだと並列で想定されうるパターンを計算しておいて、その中から結果を返すような動きとなるそう。

【従来のPCの1億倍高速な量子コンピューターはどのような仕組みで動いて物理的限界を突破しているのかがわかるムービー「Quantum Computers Explained」】
https://gigazine.net/news/20151210-quantum-computers-explained/

では実際にプログラミングで、使いたいとなった場合どうすればよいか。下記の記事にある通り、各社がシミュレーターを用意していて、Pythonで扱えるそう。IBMは実機へのアクセスを無料で出来るようにしてるみたいです。

Pythonで量子プログラミングやってみた】
https://sjsy.hatenablog.com/entry/20190929/1569762456