とあるIT屋の独白

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エンジニアにとってのコミュニケーション力

Twitterなどでも度々話題になる、エンジニアのコミュニケーション力。もうかなり議論されてるとは思いますが、現時点で私が感じてることを今回は書いてみます。
まず、前提としてエンジニアであってもコミュニケーション力はあったほうがよいし、当然ではありますが、あるほうが周りからの評価も上がりやすいです。
下記の記事にある通り、最近エンジニアのコミュニケーションの重要性は高まっています。これは、アジャイル開発の普及などにより、エンジニアがユーザなど、非エンジニアと接する機会が増えているから、というのが要因として挙げられるかと。

【IT人材に今求められるスキル、コミュニケーションなど重視の傾向--CompTIA】
https://japan.zdnet.com/article/35146093/


では、そもそもコミュニケーション力とはなにか。
ググると色々な定義が出てきますが、要するに下記の記事でまとめられているような「意思疎通能力」になるかなと。もちろん、上手く話すことや上手く文章を書く、空気を読む、といったこともコミュニケーション力に含まれますが、それも自分の意思がないと伝わらないのかなと感じてます。

【結局のところ「コミュニケーション能力」って何なの?】
https://blog.gururimichi.com/entry/2014/01/30/001819

この「意思」がエンジニアがコミュニケーションを行う上で、今後より重要視されるポイントと私は考えています。エンジニアには単に言われたものを作るという役割から、どうしたらサービスやシステムが良くなるのかというのを考える役割、というのが暗黙的に期待されていることが増えているようにみえるからです。
ではどのような意志が大事なのかというと、一例としては下記にあるプロダクトオーナーシップが挙げられます。プロジェクトの立ち上がりは、何を作っていいか分からない状況も全然あると思います。何を作れば良いのか、周りの人の話を整理したり、プロトタイプを作ってみるなどして、少しでも自分が良いと思えるものを形にしていく、そういう姿勢が良いコミュニケーションにもつながると考えています。

【プロダクトオーナーシップは何をもたらすか? ドリーム・アーツ新機能開発の舞台裏】
https://codezine.jp/article/detail/11859