とあるIT屋の独白

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DMP・CDPについて考えてみる

マーケティングやオンライン広告の記事を読んでいると、DMPやCDPといった言葉をみかけます。これらはユーザのデータをためるDBのようなものなのですが、違いや活用方法を取り上げてみたいと思います。
まずはDMPについての概要。下記の記事の通り、DMPとはデータマネジメントプラットフォームの略で、広告の配信やマーケティングに活かせるユーザの管理DBです。色々なシステムで使われることを想定された公開されてる「オープンDMP」と自社独自の活用を想定した「プライベートDMP」に用途が、分かれています。

【DMP(データマネジメントプラットフォーム)の仕組みと特徴】
https://dmlab.jp/adtech/dmp.html

かたやCDPはDMP(プライベートDMP)の一種で、データの持ち方を、「実在する個人単位」で付加していくものを指します。DMPでは大体、年齢や地域など大雑把なくくりでユーザー(UID)を管理していくのですが、CDPでは個人をベースにデータを整備していくイメージ。

【CDP(カスタマーデータプラットフォーム)の仕組みと特徴】
https://dmlab.jp/adtech/cdp.html

ではDMPとCDPは、どのように活用されているのか実例を紹介します。
まずDMPでゼンリンのデータを用いたDMP(オープンDMP)の記事。ユーザの緯度経度データから、そのユーザのペルソナを推定・セグメント化して広告配信で使えるようデータ提供しています。

ゼンリンデータコムCCI、緯度経度データから導いたペルソナ・来店情報を活用したネット広告を配信】
https://markezine.jp/article/detail/31721

CDPの事例は、下記のユナイテッドアローズの記事。元々、顧客管理でCRMを使っていたものの、Webのログと統合するためにCDPを用いています。

【お客様を知り、継続したお付き合いをしていくために ユナイテッドアローズの統合データマーケティング事例】
https://plazma.red/case-study-unitedarrows2017/