とあるIT屋の独白

ITや経営について主に書きます

リーガルテックについて調べてみた

最近、IT関係の記事でちょくちょく目にする「リーガルテック」という言葉。法律関係の仕事をITで効率化とかするイメージではいるのですが、具体的にどんなものが挙げられるのか少し調べてみました。
下記の記事に、リーガルテックの事例がまとめられています。類似特許の検索や契約書レビューなどが、あげられています。

【法律関係もIT技術を駆使 リーガルテック最新事例】
https://freeconsultant.jp/column/c157

 

法律自体が自然文を中心に扱っている以上、テキストマイニングやAIが活用される分野ではあります。一方で「クラウドサービス」のように、様々な手続きを効率化させるためのITの活用も検討されているところではあります。例えば下記の記事に書かれていますが、裁判手続のIT化は日本でも検討が始められています。

【「裁判手続等のIT化」はなぜ今はじまるのか?
https://enterprisezine.jp/article/detail/11635

かたやアメリカですが、上記の記事中にあるDIY型リーガルテックが様々出ているようです。下記の記事にある法律文書のひな形を、ダウンロードできるサービスなどです。

【これから法律が改正されて本格化する、リーガルテックとは】
https://enterprisezine.jp/article/detail/11546

 

日本でもいずれは、法律系のWebサービスが出てきて手軽にリーガル系の手続きができるのではと感じます。

平成最後の日に発信することについて考えてみる

平成も今日で終わりですね。平成は個人で発信することが容易になった時代、僕は今の時代が好きです。最近では発信するサービスも、ブログ・TwitterFacebook・インスタ・YouTube…などなど、自分がやりたいことや得意なことに合わせて使い分けできるので、発信する敷居も下がってると感じます。
以前に本ブログで、個人の発信が評価される時代になっていくのでは、ということにふれました。これは今後、ますます重要になっていくものと感じます。

https://toaruit.hatenablog.com/entry/2018/12/10/232425

とはいえ、発信したくても何を発信していいかわからない、ということを感じる人もいると思います。下記の記事が参考になると思いますが、やはり自分の好きなことを中心に発信していくのと、相手に伝わりやすく伝えるというのがポイントだと感じます。

【他者評価が気になって発信を悩んでる人へ】
https://yzan.jp/archives/2786

もちろん、最初から上手く発信できる人はごく少数だと思うので、ある種気長に続けられるようにするというのが大事かなと思います。今現在、インフルエンサーと呼ばれる人も最初からそうであったわけではなく、試行錯誤の上で支持を得ていたりします。

インフルエンサーだけが知っている:情報発信4つの誤解】
https://mirai.doda.jp/theme/publishing/publishing_value/

さて、私が主に使用してるのはTwitterなのですが、かくいう私も実は発信はあまり得意な方ではないと考えています(今現在においても・・)。とはいえ続けていくうちに、インプレッションやファボも徐々に増えていってると感じます。せっかくなので、私がTwitterで心がけてることを書いてみたいと思います。
まず、私自身がそんなに影響力のあるつぶやきができないと感じているので、自分のつぶやき自体はそんなに多くないです。ただ、その分フォローしている方へのリプはかなり多くしています。
Twitterに限らず世の中には、情報が上手くとれなくて困ったり、共感を求めてる人は多いものと感じます。そういう人にリプで何かしら示唆を与えられたら、それはそれで価値のあるものと思います。なので、リプも自己発信の一つとなりうると考えてます。幸い私は何か調べごとをしたりするのが比較的好きなので、こういうスタイルは性にあってるかなと考えています。どういうやり方が良いかは各人の得意・不得意によりますので、自分なりに試行錯誤してインプレッション数などを確認していくのが、地道ですが良いのかなと感じています。ちなみに、今の私のスタイルは、すぐにフォロワーを集めたいという人には全く向かないやり方と思います。
最近だとTwitterではフォロワー集めの手法に走りがちな感がありますが、これがその先の信頼に結び付くかというと個人的には疑問です。下記の記事の通り信頼は、相手に価値を与えることで、はじめて築けるものだと私も思います。

Twitter界の不都合な真実
https://note.mu/mr_x/n/n5eae868a1255

どういう発信の仕方であれ、自分が楽しくなければ続かないし、相手に不快感を与えると人が離れていきます。ネットの世界においても、その点は現実世界と同じと思います。
では良き令和を。。

自分が好きなことについて向き合うこと

自分が好きなことついて仕事にできること、それが理想なわけですが現実は中々うまくいかないものです。ただ、その前に自分の好きなことって何でしょうか、今日はそのことについて書いてみます。
物事の良し悪しを判断するときは、自分の好き嫌いが影響してくるでしょう。もちろん最初は、感覚的なところから始まるかなと考えられます。そこから先、なぜ好きかを語れるようにすることは客観的にその良さを評価できることと思います。下記の記事に、そういった目利きについてが取り上げられています。

【「人の才能を見極めようと思うな」 コルク 佐渡島庸平の目利き力】
https://careerhack.en-japan.com/report/detail/1037

Appleとかは典型かと思いますが、好きという感情をWHYに落として、デザインやメッセージが考えられています。人々はその「WHY」を見て製品やサービスを買う、そんな時代になってると感じます。

Appleが成功したのは、すべてを「WHY」から始めているから】
https://www.lifehacker.jp/2014/06/140611book_to_read.html

前にも書いた通り、今後は人の感情に訴えかけられるものが表現できるプロダクトが生き残っていくのではないかと感じます。機能などを追加するときも、それはなぜやらなければいけないのかというのを意識すると、少し訓練になるかなと思います。

感情とサービス品質について

最近はカスタマーサクセスの取り組みについて、かなり浸透した感もあります。顧客の問い合わせ対応ならびにその接点を活かすことについて、重要であるといえるでしょう。
下記の記事にある通り、モノだけでなくサポートを含めた一連の取り組みが体験価値の向上で意識すべきと私も思います。特に顧客との接点では、何を顧客が感じているかを理解する、というのがポイントの一つになります。

【CX戦略の理想と現実のギャップを埋めるために大切なこととは?コンタクトセンター活用の重要性】
https://markezine.jp/article/detail/30342

 

私も以前に、システムの運用保守で顧客対応を行っていました。対応を行う中でお客さんごとに考えや気にするポイントが違うので、マニュアル的な対応は難しいなと感じています。下記の記事は、音声から感情を推定するシステムの記事です。感情の指標を参考にして顧客対応を考えるのは、現場としては行動の指針の一つになるのでよいかなと思います。

【顧客の感情を解析し成約率を向上!EmpathとTMJがコールセンターAIの共同開発】
https://markezine.jp/article/detail/30059

ちなみに、人の感情を身体の反応によって計測するという取り組みもされていたりします。感情が身体に反映されるのと同時に、身体の体験も感情に反映されたりするので、VRによって別の身体を経験し感情が変わるかといった実験行われています。

【データ・クリエイティブ対談【第4弾】五感をハックするテクノロジーが解除する無意識のバイアス】
https://seikatsusha-ddm.com/article/06725/

こういった感情であったり無意識の部分が、今後ビジネスを行う上でも気をつけていくポイントなのかなと感じます。

システム開発の訴訟とか見積りとか

少し前ですが、三菱食品システム開発プロジェクトにおいて、損害賠償請求が訴訟されたことが話題になりました。今回はこの件を事例にシステム開発の見積りについて、取り上げてみたいと思います。
まず、三菱食品の経緯ですが下記の記事にまとめられています。開発の遅延により、SIerであるインテック社に100億円を越える賠償を請求しています。ここでのポイントはインテック社に支払った金額以外にも、他社に支払った金額や現行システムの稼働コストも含まれている点です。

三菱食品、インテックに約127億円の損害賠償求める システム開発失敗理由に】
https://www.zaikei.co.jp/sp/article/20190306/498483.html

おそらくインテック社の開発遅れがプロジェクトの失敗の要因であって、他の開発費も請求されているものと思います。
インテック社の担当が3000社と取引するEDIシステムで、個社毎に処理を組まなければいけなく、聞くだけで胸焼けしそうな内容。真っ先に気になるのは開発の見積り。見積りと実態で乖離があるために失敗しかけるプロジェクトは、私もいくつか経験しました。今回の見積りに関して、下記の記事の分析が参考になります。

三菱食品インテック訴訟の見積もりを分析】
https://blog.aristo-solutions.net/2019/03/blog-post_6.html?m=1


個人的には問題が2点あると思ってます。
一点目は、上記の記事にある通りギリギリまで価格を下げた見積りに対して、工程毎の山積みが適切に行われていないとみられる点。山積みに関しては下記のサイトを参照。

【山積み表】
https://www.otrs.jp/kaizen/glossary/workloadchart.html

 

現場によっては山積みと呼ばれていないかもしれませんが、個人的にはこれは見積り時にある程度の目処をもっておく必要があると思ってます。プロジェクトは進めたけど要員が足りなくなって、遅れるなんて話はよく聞くので。
2点目は使用するパッケージやツールの選定が、適切であったか。今回であればJBoss BRMSが使われてるわけですが、果たしてプロジェクトの達成に適合したものだったのか。実現可能性を検討する作業がフィジビリティスタディと呼ばれるもので、ここがないがしろになると入れたはいいけど使いものにならなかったり、スクラッチでの開発が大量に発生したりしてしまいます。

フィージビリティスタディって何?いつやればいいの?】
https://www.brainpro.jp/itmgt/pjmgt/20050916095008

また、大規模開発の一括受注はベンダーにとってやはりリスクがあって、アジャイル的な進め方も候補にあげてプロジェクト全体の失敗リスクを下げる方法も考えられます。まぁ、こういうニュースがあると、無難なSES契約に流れてしまう気持ちも分かりますがね。。

ITをマネジメントするCIO

今やビジネスを行う上で何かしらITを利用することは、当たり前になってきています。自社のIT戦略を考えるのが一般的にはCIO(Chief Information Officer)と言われていて、今回はCIOの役割について書いてみたいと思います。

まずは、CIOとは最高情報責任者と呼ばれ、「企業利益にとっての情報」をマネジメントする役割を担ってます。

【情報の責任者「CIO(最高情報責任者)」とはどんな職業?】
https://data.wingarc.com/what-is-cio-12844

似たような役職でCTOが挙げられますが、個人的に考える違いはアプローチだと考えています(もちろん兼務するケースもあります)。下記の日本気象協会に関する記事が、分かりやすいかなと思いますが、CIOは事業を起点としてITの活用を推進するのに対し、CTOは技術起点で事業にどう活用していくかを考える役割になってます。

日本気象協会、CIOとCTOを新設】
https://japan.zdnet.com/amp/article/35121779/

CIO・CTO双方重要な役職ではありますが、まずは事業のことをおさえているCIOがいないと、CTOも活きてこないのかなと感じています。下記は少し前の澤円さんの記事で、「システムは、ビジネスプランと完全に一致させた状態で開発させないといけない」と述べられています。ビジネスの環境が変わっていくのに合わせて適切にシステムをマネジメントしていく、そんなことがCIOには求められています。

【元COBOLプログラマから見た、最近の「COBOL狂騒曲」に関する考察】
https://type.jp/et/feature/9767

副業について考えてみる

副業について、解禁など話題になることが多いと感じます。今回はこの副業について取り上げます。
副業といっても、ちまたには色々と情報があふれてます。そもそもどこからが副業になるのか調べてみました。下記の記事によると、投資系(不動産など)の儲けについては基本的に副業とみなされなく、あくまで定期的に時間を消費した労働に対価が発生すると、副業と見なされるそう。

【いよいよ副業が解禁! どこからどこまでOK? ビジネスパーソンの副業】
https://doda.jp/careercompass/compassnews/20180420-36392.html

ちなみに、会社側が副業を認める理由としては、社外から声がかかりそうな人材を留めておくため、というのがあるそうです。辞められるよりは在籍してもらったほうが、マシというところでしょうか。まだまだ副業を禁止している会社もありますが。

 

【なぜ大手企業は「副業」を解禁するのか?】
https://ironna.jp/article/3894

 

副業を行うからには、本業にも何かしらの還元ができるとベターかなと思います。下記のオリラジ中田さんの記事にある通り、自分が副業をやってる価値を本業の会社にアピールできると、ビジネスの幅も広がるのかなと感じます。

【オリラジ中田が語る、プラットフォームとの付き合い方】
http://www.allnightnippon.com/news/20190220-38166/?utm_source=antenna&pg=premium-nakata