とあるIT屋の独白

ITや経営について主に書きます

ITをマネジメントするCIO

今やビジネスを行う上で何かしらITを利用することは、当たり前になってきています。自社のIT戦略を考えるのが一般的にはCIO(Chief Information Officer)と言われていて、今回はCIOの役割について書いてみたいと思います。

まずは、CIOとは最高情報責任者と呼ばれ、「企業利益にとっての情報」をマネジメントする役割を担ってます。

【情報の責任者「CIO(最高情報責任者)」とはどんな職業?】
https://data.wingarc.com/what-is-cio-12844

似たような役職でCTOが挙げられますが、個人的に考える違いはアプローチだと考えています(もちろん兼務するケースもあります)。下記の日本気象協会に関する記事が、分かりやすいかなと思いますが、CIOは事業を起点としてITの活用を推進するのに対し、CTOは技術起点で事業にどう活用していくかを考える役割になってます。

日本気象協会、CIOとCTOを新設】
https://japan.zdnet.com/amp/article/35121779/

CIO・CTO双方重要な役職ではありますが、まずは事業のことをおさえているCIOがいないと、CTOも活きてこないのかなと感じています。下記は少し前の澤円さんの記事で、「システムは、ビジネスプランと完全に一致させた状態で開発させないといけない」と述べられています。ビジネスの環境が変わっていくのに合わせて適切にシステムをマネジメントしていく、そんなことがCIOには求められています。

【元COBOLプログラマから見た、最近の「COBOL狂騒曲」に関する考察】
https://type.jp/et/feature/9767