とあるIT屋の独白

ITや経営について主に書きます

Firebase Analyticsで出来ること

以前に本ブログでBaaSの一つであるFirebaseを取り上げましたが、

http://toaruit.hatenablog.com/entry/2016/07/20/223529

本日は、このFirebaseの機能である、Firebase Analyticsについて調べてみました。

下記の記事でFirebase Analyticsで出来ることの概要がまとめられています。アプリのアクセス集計やクラッシュレポートの集計、Remote configの機能と合わせてA/Bテストなんかができます。

 

【あなたが知らない(かもしれない)Firebase Analytics】

https://qiita.com/nafu/items/aca214a25db9e78d921d

 

実際に、Firebase Analyticsの連携をアプリに埋め込む方法はいかに記事に書かれています。けっこう簡単そうですね。

 

【Firebase Analytics を iOS / Android アプリに導入する手順のまとめ】

https://dev.classmethod.jp/smartphone/firebase-analytics-getting-started/

 

そして、Remote Configの設定は下記の記事の通り。Remote Config側ね設定でアプリの文言などを変えられるのがよいですね。

 

【【わずか10分で構築完了】Firebase Remote Config を使ってA/Bテストをやってみよう】

https://tech.recruit-mp.co.jp/mobile/post-14940/

よいアイデアを出すためには

先日見つけた記事で、「ワークウェアスーツ」なるものが取り上げられていました。ワークウェアスーツとは、作業着として使えるスーツをイメージして作られたものとなります。

 

【見た目はスーツ、実は作業着 「ワークウェアスーツ」はなぜ生まれたか】

http://nlab.itmedia.co.jp/nl/spv/1804/11/news098.html

 

上記の記事中にもありますが、当初1年かけて新しい作業着を検討していたものの、最終的には女性社員のアイデアによりスーツ型の作業着に決まったそうです。

1年間検討を行ったことは無駄ではないと思いますが、もう少し早くいろいろな人のアイデアを集めることで実現までの時期を早められたのではと感じます。ということで、アイデア出しの手法としてワールドカフェなるものを今回は紹介したいと思います。ワールドカフェとは話すテーマを決めて、4~5人くらいで相手を変えながらアイデアを出していく方法です。

 

【ワールドカフェ(World Cafe)】

https://www.ourfutures.net/session_methods/worldcafe

 

下記の記事の通り、ワールドカフェはその名の通りカフェにいるような雰囲気でアイデア出しをしたことが、発祥です。その時の経験をもとに方法化したものになります。

 

【ワールド・カフェの「成り立ち」と「守りたいこと」について考える~ワールド・カフェ20周年に寄せて~】

http://www.humanvalue.co.jp/hv2/our_theory/world_cafe/post_120.html

 

似たような手法としてよく知られているのがブレーンストーミングですが、発言をしやすいような仕組みやアイデアを書き出せる準備について、ワールドカフェのほうが明確に定められているような感じがしますね。下記の記事でワールドカフェ特有と思われるところがピックアップされています。

 

【ワールド・カフェでチーム内の潜在的な改善ポイントを探す】

https://dev.classmethod.jp/etc/business-development-world-cafe/

APIの今

APIという言葉を聞くと、IT業界にいる人はおそらくWebAPIをイメージするでしょう。以前に取り上げたマイクロサービスアーキテクチャーでもWebAPIが使われているわけですが、

http://toaruit.hatenablog.com/entry/2017/07/09/234957

他システムからデータ取得を行う上で手軽な方法として、まず思い浮かべるもになるかなと感じます。また、WebAPIは、公開されているものだけでも下記の2018年版のNaverまとめにある通り、たくさんあります。

 

【[2018] 公開されているAPI一覧まとめ】

https://matome.naver.jp/m/odai/2144230147636045901

 

公開されているAPIやライブラリなどを組み合わせて新しいものを作ろうというイベントが、MashupAwardsです。MashupAwardsは2006年から始まっており、毎年開催されています。現在では名だたる企業がAPIを提供するなど協賛していて、こういったイベントとしては歴史があり規模も大きいかなと感じます。

 

【We are MA】

http://we-are-ma.jp/

 

最近のトピックだと、AOSテクノロジーという会社がAPIの取引所をサービスとして開始しています。APIbankというサービスなのですが、APIがカテゴライズされていて目的に沿ったものをすぐ探せるので、かなり有用なのではないかと感じます。

 

【日本初のAPI取引所を開設、AOSテクノロジーズ】

http://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/news/18/00479/

ITの活用について今一度考えてみる

ITの活用度を高める、このようなお題目はかなり前からさけばれていますが、IT無しではかなりの仕事が進まない現在においても、活用度を高める必要があるのでしょうか。そもそも活用度とはどういうことなのか。まずは、去年の調査ではありますが、下記の記事のアンケート結果で、雰囲気をつかんでみました。

 

【日本企業のデジタル化は進んでいるか】

https://www.nri.com/~/media/PDF/jp/opinion/teiki/it_solution/2017/ITSF170403.pdf

 

昨今の高度化の対象として顧客のニーズや顧客や担当者の行動分析、店舗情報とアプリの連携といった、ビジネスに影響を与えそうな部分での活用、といったところにフォーカスがあたっている感じがします。こういった高度化にあたり、IT自体の役割はどうするべきか、といった整理は下記の記事が参考になります。

 

【新規事業戦略の土台となるITの4つの役割】

https://bizzine.jp/article/detail/2356

 

この記事に書かれている4つの役割は、すべて大事ではあるのですが、昨今の高度化の観点からだと「思想としてのIT」が重要になると個人的には感じています。つまり今まで実現出来ていなかったことが、ITにより実現できるということは、活用することでビジネスに少なからず影響を与える可能性があるためです。

このITの活用について、情報システム部門が推進出来る体制になっていればよいのですが、上記のアンケート結果を見ると以前下記の本ブログで取り上げた記事のような役割を果たせているケースは、まだ少ないのかもしれません。

http://toaruit.hatenablog.com/entry/2016/03/27/214017

 

では、どのようにすればIT部門がビジネスに貢献できるような活用を推進できるか、一つ参考になるのは下記の記事で、運用業務を変えていくというのが対応として挙げられると思います。

 

【“DevOpsにおける運用”を今の常識で考えていても答えは見つからない】

https://enterprisezine.jp/article/detail/10451

 

システムを稼働させる為の運用に加えて、システムを使用する顧客や担当者がどのような使い方をしているか、データに着目してITの有効活用を検討していくアプローチになります。

社内の天才の創造性を奪わないために

以前に本ブログで、クリステンセン教授のジョブ理論を紹介しましたが、

http://toaruit.hatenablog.com/entry/2017/12/24/181224

本著ではイノベーションを起こす一つのアプローチとして、顧客のジョブ(課題)にフォーカスすることが挙げられています。とはいえ、そのような組織に変えていく、簡単なようで簡単ではない気もします。

ジョブにフォーカスしてイノベーションを起こす場合は、今まで行ってきたビジネスの変革や観点を変えるなどの、何かしらの行動が必要です。その際に必要となる人材は、創造性のある人と考えられますが、下記の記事を見ると、そのような人材がいても創造性を奪ってしまう場合があります。

 

【「天才を殺す凡人」から考える 大企業でイノベーションが起きないメカニズム】

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/spv/1803/06/news012.html

 

変人と天才は紙一重と言われていますが、いかに社員の素質を見抜くのか、というのは中々難しいテーマではあります。日本ではマネージャー職に価値があるという評価基準が、大体の企業に当てはまると思いますが、こういった天才はえてしてマネジメントが苦手だったりします。

下記の記事をみると、最近は若手のメンバーで、マネジメントに興味がない社員が増えているとのことです。日本ではマネジメント職にならないと出世ができないような雰囲気はありますが、今後の人材活用を考えたとき、どうかなという感じはします。

 

【「マネジメントに興味なし」は無気力なのか  出世を望まない若手社員が考えていること】

https://toyokeizai.net/articles/-/211255

 

ただ、記事にもある通り歳をとると志向にかかわらず否応なしに、後輩の面倒を見たりプロジェクトで人を下につけるといったことがあるので、徐々にマネジメントへの興味がわいてくるのかなと思います。私も30歳を少し過ぎて、ほんの少しマネジメントへ興味がわくようになりました。。

ブラウザ上で機械学習

機械学習といえば、サーバやクラウド上などスペックの高い環境で処理するイメージがありますが、TensorFlowがなんとブラウザ上で実行ができるようになるとのことです。

 

【「TensorFlow.js」公開、Webブラウザ上で機械学習の開発、学習、実行が可能に。WebGL経由でGPUも活用】

http://www.publickey1.jp/blog/18/tensorflowjswebwebglgpu.html

 

そもそもブラウザで機械学習させる意味あるのか?、と思ってしまいますが、最近はエッジAIコンピューティングというながれがあり、例えばネットがつながってなくてもデバイス側で自己学習させるといった取り組みがあり、その流れなんでしょうね。

 

【御社、まだクラウドAIだけですか?Microsoft, NVIDIAも注力してる“エッジコンピューティング”まとめ】

https://ledge.ai/edge-ai-computing-trend/

調整とか人脈とか

少し大きな会社にいたり、大きな会社のお客さんを相手にすることがある人は、いろいろ調整とか大変だなと感じる場面はあると思います。調整が上手であったり社内人脈があることは、会社でそれなりの地位につくためには重要となりますが、かといって調整が上手くなれば、それでよいというわけでもありません。下記の記事のように、調整によって本来やりたかったことが丸まってしまうということも起きるわけです。

 

【偽物のリーダーは「調整」を好み、
本物のリーダーは「調整」の負の作用に目を凝らす】

http://diamond.jp/articles/-/155463

 

新しい製品やサービスを形にする上で、調整によりスピーディーな取り組みが出来ない、ということもあると思います。テスラでは自分が必要とする人材にダイレクトにアクセスしてもよい、という通達がイーロン・マスクから出されてたりします。

 

【テスラCEOが全社員に宛てたメールの中身】

https://toyokeizai.net/articles/-/212417

 

そして、社内に人脈を持っているのに越したことはないのですが、仕事での関係は利害が絡んでしまうため、下記の記事で言われている通り、もろいものなのかなと感じます。社内だけでなく社外に目を向けて、人脈を作る活動も長い目で見たときに仕事にも活きてくるので大事なのかなと思っています。

 

【「ちょっとウザい人」が出世していく理由】

http://president.jp/articles/-/24585

 

2018/5/16---------------------------

【パスワードはどうなるのか】

おそらく大抵の人は、多かれ少なかれ複数のWebサービスを使用していて、パスワードもサービスごとに設定していると思います。すべてのサービスで別のパスワードを設定するのは、やはり管理しにくくなるので、ある程度同一のものを使い回す形になってしまうだろうなと感じます。

さて、そんなパスワードですが総務省が今年になって、運用の指針を変えて、パスワードを定期的に変更することは逆にパスワードが単純化されてしまうリスクがあるので危険とのことです。サービスごとに使い回しでなく、きちんとしたものを設定することにもふれられています。

 

総務省「ネットのパスワードを小まめに変更は逆に危険」との呼びかけは正しいのか?】

http://news.nicovideo.jp/watch/nw3427976

 

最近のトピックで「WebAuthn」という仕組みがブラウザに実装することで、パスワードではなく顔や指紋などの生体認証で代替するような取り組みがされています。下記の記事に概要が書いてあります。

 

【パスワードに依存しない認証「WebAuthn」をChrome/Firefox/Edgeが実装開始、W3Cが標準化。Webはパスワードに依存しないより安全で便利なものへ】

https://www.publickey1.jp/blog/18/webauthnchromefirefoxedgew3cweb.html