とあるIT屋の独白

ITや経営について主に書きます

パスワードはどうなるのか

おそらく大抵の人は、多かれ少なかれ複数のWebサービスを使用していて、パスワードもサービスごとに設定していると思います。すべてのサービスで別のパスワードを設定するのは、やはり管理しにくくなるので、ある程度同一のものを使い回す形になってしまうだろうなと感じます。

さて、そんなパスワードですが総務省が今年になって、運用の指針を変えて、パスワードを定期的に変更することは逆にパスワードが単純化されてしまうリスクがあるので危険とのことです。サービスごとに使い回しでなく、きちんとしたものを設定することにもふれられています。

 

総務省「ネットのパスワードを小まめに変更は逆に危険」との呼びかけは正しいのか?】

http://news.nicovideo.jp/watch/nw3427976

 

最近のトピックで「WebAuthn」という仕組みがブラウザに実装することで、パスワードではなく顔や指紋などの生体認証で代替するような取り組みがされています。下記の記事に概要が書いてあります。

 

【パスワードに依存しない認証「WebAuthn」をChrome/Firefox/Edgeが実装開始、W3Cが標準化。Webはパスワードに依存しないより安全で便利なものへ】

https://www.publickey1.jp/blog/18/webauthnchromefirefoxedgew3cweb.html

信用とお金の関係

以前にお金について、本ブログで取り上げましたが、

http://toaruit.hatenablog.com/entry/2018/02/20/003538

今回はこのお金と信用について、もう少し考えてみます。

昨今ネットでは、お金を集めるための「信用」の重要性について、ちょくちょく取り上げられます。このトピックで検索すると大抵でてくるのが、キングコングの西野さんなのですが、まずは西野さんのイベントレポートの記事を紹介。

 

【「これからは信用が数値化される時代になる」西野亮廣が語るこれからのお金と信用の話】

http://hares.jp/2017/07/26/kingkong-nishino/

 

信用を計る手段として、クラウドファンディングが記事中で挙げられています。クラウドファンディングを成功させるためには、いかにそれまで信用を築けていたのか、という観点が大事になります。

信用をお金に換える、という観点でもう一記事紹介します。個人での情報発信やビジネスが容易になるなか、個人単位での信用創造が、最終的にお金にも結び付くわけです。

 

【信用がお金に換わる世界で、僕たちは「上場」し「株価」を付けられて生きている】

http://diamond.jp/articles/-/33061?display=b

 

最後に、信用を貯めるためにはどうすればよいのか、ということで下記の記事を紹介します。お金は貯金したいものですが、自己研さんなど、いかに自分の信用を作るために使うか、という観点も大事かなと感じます。

 

【品のある稼ぎ方、使い方】

http://mag.executive.itmedia.co.jp/executive/spv/1712/21/news016.html

システム開発における検収

システムの受託開発などを行っていると、ついてまわるのが検収という関門、本日はその検収について取り上げてみます。

まず、かなりの人が最初に勘違いするのはシステムは納品して終わるのではなく、そこから顧客の確認作業が行われ、OKが出て完了となります(かく言う私も最初は勘違いしていました…)。確認作業が完了して検収となります。納品から検収までの流れは下記の記事が分かりやすいです。

 

【納品書と検収書の違い〜基本的な納品の流れ】

https://www.makeleaps.jp/%E8%B3%87%E6%96%99/%E6%9B%B8%E9%A1%9E/%E7%B4%8D%E5%93%81%E6%9B%B8%E3%81%A8%E6%A4%9C%E5%8F%8E%E6%9B%B8%E3%81%AE%E9%81%95%E3%81%84%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E7%9A%84%E3%81%AA%E7%B4%8D%E5%93%81%E3%81%AE%E6%B5%81%E3%82%8C/

 

さて、この検収ですが顧客によっては中々確認してもらえなかったり、不具合などあった場合は予定通りOKを出してくれなかったりするので、厄介なケースもあります。以下の記事は検収の際のトラブルの事例で、顧客側が検収を拒否したものとなります。

 

システム開発検収におけるユーザの債務】

https://enterprisezine.jp/article/detail/10184

 

トラブルを防止するために、ベンダー側があらかじめ検収の基準を顧客と合意するというのが考えられます。詳細は下記の記事にありますが、事前に契約で検収基準を取り決めておく、といった方法が挙げられています。

 

【納入したソフトの検収を速やかに終えてもらう方法】

http://www.atmarkit.co.jp/ait/spv/0901/06/news144.html

 

顧客側の立場で、どのように検収を行えばよいか、観点が書かれている記事も紹介します。不具合とかあった場合は、すぐに検収NGとするのではなくベンダーと今後どのように対応していくかという点を調整した上で、最終的に判断すべきという点が大事ですね。特に保守性やドキュメントの整備を意識するというのは、運用フェーズの前段階としてこのタイミングで課題があるかは確認したいですね。

 

【納品されたシステムに対する効果的な検収方法】

http://www.itmedia.co.jp/im/spv/0507/23/news019.html

いらない人にならない為のエンジニアの歳のとりかた

もうGWもそろそろ終わりですね、明後日からまた会社に行かなくてはいけなくて、土曜日から少しブルーな今日この頃です。
さて、会社に行くとやっぱり、いろいろな人に指摘されたりしたりされることがあると思いますが、けっこう指摘しっぱなしということもあると思います。指摘するだけの人になるような歳のとりかたは、なるべくしたくないものですが、やはりそのような人は煙たがれてしまいますよね。特にエンジニア限定というわけではないのですが、いらない人となってしまうのは、下記の記事のように指摘だけしてアウトプットを出さない、という面も挙げられると思います。

 

【「いらないオジサン」にならないためにできること】

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO20879550X00C17A9000000?channel=DF180320167068&n_cid=LMNST011

 

システムエンジニアの観点でいくと、分かりやすいアウトプットは、開発したシステムになると思います。下記の記事にあるような、DeNA・CTOの川崎氏のようにモバゲーを1人で開発した、というのは周りから見てもすごいなと感じられる成果かなと思います。

 

【「モバゲー」を1人で開発した男──川崎修平氏の素顔】

http://ascii.jp/elem/000/000/108/108072/

 

ただ、エンジニアで歳をとると一人で開発するということは、あまり評価されないということもあり、とかくマネジメントが求められます。川崎氏もマネジメントが得意でなくて、悩んでいたそうなのですが、そこは自分なりにあったやり方で、アウトプットを出しつつ周りを巻き込んでいます。

 

【天才エンジニアと呼ばれたDeNA取締役・川崎修平氏が明かす「モノづくりの壁」にぶつかり続けた30代】

https://type.jp/et/feature/3579

歳を取る中でどうやって人とアウトプットを出すのかというのを、自分なりのスタイルを確立したいですね。

Kubernetes( クーベネティス)とは

今年のGWは中日の平日で有給休暇がとれれば9連休とのことで、旅行等に行かれている方もいるかと思います。私は実家に帰って睡眠負債を解消すべく、ダラダラと過ごしております。
さて、最近、IT系の記事でKubernetes( クーベネティス)をちょくちょく見かけます。Kubernetesは、コンテナオーケストレーションの為のツールなのですが、ちょっとイメージがつきにくいかと思います。下記の記事に概要がかかれていますが、端的にいうとDockerに代表されるコンテナをいかに管理するか、というツールとなります。

 

【「Kubernetes」とは何か――コンテナ型仮想化の本番利用に向けた課題】

http://www.atmarkit.co.jp/ait/spv/1803/08/news006.html

 

具体的にどんなことができるかは、下記の記事に概要が書かれています。刮目すべき機能はロードバランシングとオートヒーリングでしょうか。

 

【なぜKubernetesが必要なのか?】

https://thinkit.co.jp/article/13289

 

Kubernetesはコンテナ環境をアップデートする際に、セッションを維持できるというのが、かなりすごいところです。下記記事のデモが非常に分かりやすいです。

 

【今さら人に聞けない Kubernetes とは?】

https://qiita.com/MahoTakara/items/85096f8b2632c802ab22

UXデザインを実現するために

かなり前ですが本ブログで、新しい事業やサービスを考える上で、UX(ユーザエクスペリエンス)の視点について取り上げました。

http://toaruit.hatenablog.com/entry/2016/04/08/014307

少し時が経って、このUXを形にする手法が徐々に確立されつつある感があるので、少し紹介します。

まずは、ストーリーボードを使用したアイデアの整理方法です。アイデアをユーザの体験に落とし込んで、ストーリーとして、表現するものとなります。

 

【ストーリーボードを使ったUXデザインのためのアイデア発想法とは?】

http://esaura.jp/ux-blog/what-is-storyboarding

 

ストーリーが大枠決まったら、画面のプロトタイプを作成します。下記の記事にある通り、あらあらでまずはペーパーで作成してみるのがポイントですね。ペーパープロトタイピングっぽいことができるサービスも紹介します。

 

【必要な物は紙とペンだけ!ペーパープロトタイピングのススメ】

https://www.webcreatorbox.com/webinfo/paper-prototyping

 

UXについてはこういった手法も大事ですが、アイデアを出せるよう普段から意識をすることも大事だと思います。下記の記事のような、毎日アイデアを書き留める習慣が、すばらしいUXにつながると個人的には感じます。

 

点字を再発明した24歳。目が見える人も見えない人も、同じ文字で繋がる社会へ】

http://careerhack.en-japan.com/report/detail/941

AI vs. 教科書が読めない子どもたちを読んで

本作は、AIによる東大の合格を目指した東ロボ君プロジェクトのリーダーである新井紀子氏の著作となります。

AI vs. 教科書が読めない子どもたち

AI vs. 教科書が読めない子どもたち

 

 結果として東大の合格は果たせなかったのですが、現時点でのAIが活用できそうな領域とその限界が分かったという点で、意義のあるプロジェクトだったと書いてあります。現在のAIの基本的なロジックは機械学習にみられるような、大量の教師データを学習し統計的に正しいであろう回答を導き出すものとなります。そこに、文章の意味理解はありません。

ただ、中学生や高校生が現在、この意味理解が出来ているかというと、そうでもないような雰囲気だそうです(詳細は本著に書いてあります)。であるとするなら、将来、AIが人にとって代わる可能性が高くなるかもしれません。

AIと比較したときの人間の強みは、人が話していることの意味理解や潜在的なニーズを感じとれることにあると思います。受験生でなくても、こういった点は常に意識しながら、仕事などに取り組みたいですね。