システムの受託開発などを行っていると、ついてまわるのが検収という関門、本日はその検収について取り上げてみます。
まず、かなりの人が最初に勘違いするのはシステムは納品して終わるのではなく、そこから顧客の確認作業が行われ、OKが出て完了となります(かく言う私も最初は勘違いしていました…)。確認作業が完了して検収となります。納品から検収までの流れは下記の記事が分かりやすいです。
【納品書と検収書の違い〜基本的な納品の流れ】
さて、この検収ですが顧客によっては中々確認してもらえなかったり、不具合などあった場合は予定通りOKを出してくれなかったりするので、厄介なケースもあります。以下の記事は検収の際のトラブルの事例で、顧客側が検収を拒否したものとなります。
https://enterprisezine.jp/article/detail/10184
トラブルを防止するために、ベンダー側があらかじめ検収の基準を顧客と合意するというのが考えられます。詳細は下記の記事にありますが、事前に契約で検収基準を取り決めておく、といった方法が挙げられています。
【納入したソフトの検収を速やかに終えてもらう方法】
http://www.atmarkit.co.jp/ait/spv/0901/06/news144.html
顧客側の立場で、どのように検収を行えばよいか、観点が書かれている記事も紹介します。不具合とかあった場合は、すぐに検収NGとするのではなくベンダーと今後どのように対応していくかという点を調整した上で、最終的に判断すべきという点が大事ですね。特に保守性やドキュメントの整備を意識するというのは、運用フェーズの前段階としてこのタイミングで課題があるかは確認したいですね。
【納品されたシステムに対する効果的な検収方法】