とあるIT屋の独白

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AIをどう活用するか

AIがある種のブームになって少し時間が経ち、AIというワードの認知度自体は、一般的になってきたかと思います。ただ、AIを正しく有効活用できているかといえば、まだまだそうではないと個人的には感じていて、今回は活用について感じていることを書いていきたいと思います。
AIは課題解決や便利なものが必要だなと思った時に、銀の弾丸となりうると思っている人もけっこういるかもしれません。ただ、現在のAIの状況としては、ふんわりとした課題に対して有効な手段となりうるかといえば、おそらくまだそこまでのテクノロジーではないといえます。下記の記事では、大量データが存在し、答えがある程度推定される問題については活用できるが、答えがない問題についてはまだまだ即座に活用できるかといえばそうではないということ。とはいえ、AIを導入するときは、フワッとした問題に対しての手段として挙げられもするので、どういうデータを集めたらいいのか、結果がちゃんと出るのかというのを模索しつつ進めなければいけないということ。

【「AIまだまだ使えない」エンジニアが語るAIブームへの違和感と答え】
https://newswitch.jp/p/21444

では人間側はどのようにAIを有効活用すればよいのかというと、いかに問題を定義してAI側に解きやすいように落とし込めるかということ。下記の記事にある通り、「現在のAIでは「適当にやっといて」とか「いい感じに仕上げといて」などという曖昧な問題では動き出すことができません。」

なので、ここは人間側が知恵を出して問題を分解してあげる必要があります。

【なぜAI時代に問題発見の重要性が増すのか?】
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/71166

AI側も少ないデータで成果が出せるようなテクノロジー開発も進められていて、以下の記事にある自然言語処理に強いAI「KIBIT」の事例もあったりします。いずれの事例も課題を明確にし、どういうデータを集めたら成果を出しやすいかというのを考えた上で、活用している感じが見受けられますね。

【「AIは導入がゴールじゃない」 先駆者たちに学ぶ、“AI活用のキーワード”】
https://www.itmedia.co.jp/news/spv/1912/13/news004.html