とあるIT屋の独白

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パルス型消費とは何か

ネットとか見てると、ふいに見つけた良いものってなんか買いたくなるし、実際に買ってしまうことがありますよね。そんな消費行動を「パルス型消費」と呼ぶみたいです。今回はそのパルス型消費について取り上げます。
パルスとは元々は物理学の用語で、「短時間に急峻な変化をする信号」のことを差し、パルス波なんて呼ばれてたりもします。これが、マーケティングでの行動では短時間で対象の認識から購買までが実現することを指します。時間をかけて購買検討することが省略されていることから、直感での購買と捉えられています。

【思わずポチッと、パルス型消費行動(^_^;)】
https://www.dentsu-west-j.co.jp/areashi/%E6%80%9D%E3%82%8F%E3%81%9A%E3%83%9D%E3%83%81%E3%83%83%E3%81%A8-%E3%83%91%E3%83%AB%E3%82%B9%E5%9E%8B%E6%B6%88%E8%B2%BB%E8%A1%8C%E5%8B%95-

パルス型消費は、Googleが最初に提唱したもので、消費者の購買行動を調査した結果、直感での購買が増えている傾向にあるとのこと。また、「これらの行動が、趣味的な商品に対する非日常的な買い物ではなく、日常的な消費に見られる点」が特徴だそうです。

【買いたい気持ちは瞬間で起きる — グーグルが提唱「パルス型消費行動」とは?】
https://www.advertimes.com/20190702/article295060/

では、どうすればパルス型消費をとらえることができるのか、下記の記事によると、「手触り感」と「必然性を生むための偶然性」がポイントとのこと。「手触り感」は目にふれたコンテンツがいかに丁寧に仕上げられているか、「必然性を生むための偶然性」は、プッシュ型の広告で認知するのではなくて、オンラインを含む日常で見かける情報でいかに自然な出会いを演出するか、がポイントだそうです。

【女性の「パルス型消費」を生む、SNS時代の“直感マーケティング”とは】
https://markezine.jp/article/detail/32712

これ考えるとすごく単純な話だと個人的には思ってて、良質なコンテンツに対して人は話題にするし、そこから自然と購買行動に結び付くのではと感じています。ので、マーケティングにおいても、教科書通りの手法をやるだけでなく、いかに発信内容に手間をかけるのかが、大事になってくるのではと思います。