とあるIT屋の独白

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消費税について考えてみる

今年(2019年)の10月に消費税の増税が行われる予定です。業務系のシステムに携わってる方でしたら、システム改修など変更に向けて準備を行われてるかもしれません。今回取り上げるのはシステム関連ではなく、そもそもなぜ消費税が上げられ、生活や経済にどのような影響があるか、という点を少し調べてみたので書いてみます。
そもそも消費税はなぜ導入(1989年齢)されたのでしょうか。財源確保というのももちろん理由の一つではありますが、当時物品税という贅沢品に税金をかけるという税制があったのですが、何が贅沢品なのか公平に決めるのが難しく一律課税にしたという要因もあるそう。下記の記事で詳しくは解説されてます。

【消費税が導入された理由は3つ!消費税の歴史は意外と最近だった!】
https://airregi.jp/magazine/guide/1795/

では消費税が上がると実際にどのような影響が発生するか、色々言われてますが基本的には物価が下がる(デフレ圧力)方向に向かうのではないかと、私は考えています。下記の高橋洋一さんの記事にある通り、平成で消費税は8%まで上がりました。平成の間デフレ傾向が続いていてデフレ対策は都度行ってはいたものの、中々改善しなかったというのは消費税を上げ続けたことも一つの要因と思います。

【デフレと消費税の30年…「令和」に繰り返すな! 「平成」の日本経済は何を間違い、何が正しかった?】
https://www.zakzak.co.jp/smp/soc/news/190501/soc1905010005-s1.html

なぜ消費税を上げるとデフレ傾向になるのでしょうか。それは受け取る賃金は変わらないにもかかわらず、消費者からみると値上げにみえてしまうので、購買意欲が削がれてしまうというのが挙げられます。実際に博報堂が行ったアンケートによると、消費税増税により消費者の行動が購買を控えるような意識になることがうかがえるかなと思います。

増税前後で消費者の意識・行動はどう変わる?博報堂消費税対策研究プロジェクトが調査結果を発表】
https://markezine.jp/article/detail/31330

ものが買われないということは、企業は売れるようものの値段を下げ、めぐりめぐって我々の給料も上がらないというのが、デフレの怖いところになります。下記の記事を見ると賃金の推移と消費の推移をグラフにしたものなどがありますが、消費が上がらないということはすなわち賃金も上がらないということになります。

【消費税増税で日本はデフレに逆戻りしないのか?】
https://synodos.jp/economy/22311

直近の消費税増税から現在、今現在は物価がようやく上がってきたなというタイミングでの増税、どうなるのだろうか。。