とあるIT屋の独白

ITや経営について主に書きます

お金を稼ぐことについて今一度考えてみる

お金を稼ぐことについてTwitterなどで、しばしば論争されてます。人それぞれの意見はあると思いますが、とりあえず今回は現時点での私の考えをまとめてみようかと思います。
まずお金を稼ぐことの前提として、私は信用というものがあると思っています。これは以前の私のブログで書いた通りです。
https://toaruit.hatenablog.com/entry/2019/02/19/224938
その上でお金を稼ぐことそれ自体は悪いことではなく、不自由なく生活したり、良いものを食べたりとかで必要になるし、私もお金は欲しいです。ただ、お金というものの位置付けとして生活をするにとっての血液であると私は考えていて、血液ばかりを貯めるというのも不健全かなと思います。それは昨今の日本での資本主義の弊害が感じられる通り、株主価値を追い求めるばかりで果たして日本が豊かになっているか、という点は改めて考えるべきことかなと思います。下記の記事では旧来の資本主義から、新しいモデルへの転換点であるということが書かれています。

【お金は会社にとっての血液「お金が多すぎても、会社は絶対に病気になる。」】
https://lrandcom.com/whose_property/

マーケティングを勉強したことをある人であれば、知らない人はおそらくいないコトラー博士も、「GDPに加えて「人間の幸福度」や「地球環境の健全さ」が経済指標になる」と下記の記事で述べています。お金以外の観点が、今後国や個人を評価する上でより重要視されてくるのではと思います。

【88歳、米寿を迎えた近代マーケティングの父フィリップ・コトラーが伝えたいこと】
https://markezine.jp/article/detail/32210

もちろん、お金がない人は生活を安定させるために稼ぐことが第一目標になるし、それは間違ってないと思います。一方でお金を稼ぐことは手段でしかないので、稼いだら何をしたいのかとか、そもそも稼ぐために取り組んでいることがその人の人生に豊かさをもたらしているのか、という観点も必要になってくる世の中になるのかなぁと考えています。