とあるIT屋の独白

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ピボットについて考えてみる

ベンチャー界隈の記事をみると「ピボット」という言葉を見かけると思います。今回はこのピボットについて取り上げます。
ピボットは一般的な意味合いだと、「回転の軸」が挙げられバスケットボールであったり、エクセルのピボットテーブルがイメージしやすいと思います。ただ、ここでいうピボットは一般的な意味合いとは少々異なり、方針変換の意味合いで使われます。

【スタートアップ関連記事でよく見る「ピボット」の意味とは?】
https://bizwords.jp/archives/1059338955.html

下記の記事にありますが、米国のスタートアップはこのピボットを行って、成長できそうな事業を模索してます。変化が激しい昨今において、いざ始めた事業が思いの外うまくいかないなんてことはままあるでしょう。その際に無理して続けるのか、ピボットをして事業の環境を変えるのか、ここら辺が成功の分かれ目な気が個人的にしています。

【なぜ日本企業はアメリカで通用しないのか】
https://president.jp/articles/-/28573

日本でピボットを行う心理的負荷が高い要因として、それブレてると指摘されることが個人的に挙げられます。ブレてる状態でものごとを始めても上手くいく確率は低いと感じますが、ピボットはブレてる状態をいかに作り出さないか、というのが大事かなと思います。下記の記事によると、向かうべき方向と向かってる方向が違うのがブレてる状態、向かうべき方向までちゃんと変えることがピボットだそうです。

【「ブレる」と「ピボット」は違う – サービス開始後の停滞期に考えるべきこと】
https://industry-co-creation.com/special/9931

ピボットをやることで、今までやってきたことが無駄になるのではなく、むしろ新しいことをやるためのステップと位置付けるべきかなと。そのために自分達がやってる事業の現在の方向性とか資産を認識し、その上でどのくらいのピボットなら今までやってきたことを活かし自分達の力を発揮できるか、見定めることが必要と思いました。