とあるIT屋の独白

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Cloud Spannerとは何か

データベースに詳しい方なら、「CAP定理」というのを聞いたことがあると思います。CAPの定理とは、データベースにおいてConsistancy(一貫性)、Availability(可用性)、Partition-tolerance(分断耐性)は3つ同時には成立しえないというものになります。
ただ、すこしまえにGoogleが発表した「Cloud Spanner」は完璧でないにしろ、この3つをカバーしたサービスであるとのこと。CAP定理と併せて、下記の記事で紹介されています。

【CAP定理とCloud Spannerについて】
http://tech.innovation.co.jp/2017/08/09/Brewers-C-A-P-Theorem-and-Cloud-Spanner.html

「Cloud Spanner」の特性について、もう少し掘り下げたのは下記の記事。基本的にはNoSQLがベースのようです。まぁ、ぶっちゃけ、落ちて可用性が担保できないときもあるけど、大体のケースは拾えるからOKという感じのよう。

【夢のデータベース? 「Cloud Spanner」の実力は?】
https://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1706/29/news040.html

さて、実際にCloud Spannerを使った事例が下記のコロプラ社の記事。可用性は高めであるものの、基本的には情報がまだ少なく開発も直につなぎにいかないとダメな様子。

コロプラがSpanner+GKEの新技術を導入、成功させられた5つの理由とは【デブサミ2019】】
https://codezine.jp/article/detail/11434

実際にCloud Spannerを使って、クエリを投げているのを紹介しているのが下記の記事。値段も高いらしくテストだけでも大変そう。。そしてCREATE TABLE & INDEXを単体で投げると8分かかるという、イマイチな仕様・・。

【Cloud Spanner をつかったテストのやり方】
https://qiita.com/castaneai/items/c49b9c3c49a7ccc060dc

もちろん、まだ出たばかりということもあるので、コストが下がってきたら試してみたいなとは思います。