とあるIT屋の独白

ITや経営について主に書きます

Oracle Databaseの新しい機能について調べてみた

Oracle Databaseは年次のリリース方式となったことにより、今年も新しい20cが出ます。
前の会社ではOracle Databaseを使ってきたのですが、やはりライセンス料が高く、今やもう使うこともないだろうと思っててあまりキャッチアップしてきませんでした。ただ、最近色々新しい機能を追加するそうで、少し調べてみました。
新しめの機能について、下記の記事に概要がまとめられてます。ブロックチェーンやイベントストリームが、気になるところとして挙げられます。

Oracle Databaseのブロックチェーン、マイクロサービスなど新技術との親和性とは?】
https://enterprisezine.jp/dbonline/detail/12652

では上記の記事で紹介された機能について、ざっと調べてみたので書いてみたいと思います。
まずマルチテナントですが、12cで既にある機能になります。CDB(マルチテナント・コンテナ・データベース)の配下に、PDB(プラガブル・データベース)が配置され、CDB配下のPDBはサーバのリソースが共有され使用されます。

【Oracle12cの目玉機能! マルチテナント・アーキテクチャをぶったぎってみた】
https://amg-solution.jp/blog/6292

次はイベントストリームの機能。イベントストリームについては昨年、Oracle CloudにてKafkaの接続APIが使える下記記事の機能をリリースしてます。20cではKafkaがDatabaseの中で使えるとのこと。

Oracle Streaming の Kafka 互換機能の正式リリース】
https://blogs.oracle.com/oracle4engineer/streaming-kafka

最後はブロックチェーンOracleは元々「Oracle Blockchain Platform」というブロックチェーンを構築できるような、下記のサービスを提供しています。20cではこれをDatabaseの中で使えるようにして、SQLのインターフェースでアクセスできるそう。

Oracle Blockchain Platform】
https://docs.oracle.com/cd/E83857_01/paas/blockchain-cloud/index.html

20cは従来のRDBに加え、RDBの枠からちょっと広がった機能も追加されてきてて、新しいことをやりたい場合はライセンス料が少し高くても、検討の候補に入れてもよいのかなと感じました。