少し前ですが居酒屋をやってるワタミが、寿司の居酒屋(?)的なのをやるのが、ニュースになりました。寿司の店と言いつつ、焼鳥とか鍋もあるみたいではありますが。
そして、この新業態に対して世間の評価はあまり芳しくない感じはします。店のコンセプトうんぬんは置いといて、そもそもワタミに対するイメージからという側面はあると思います。ワタミと言えばブラック企業の印象が根強くて、社長に復帰した渡邉美樹さんがイメージ払拭に力を入れてますが、なかなか厳しい雰囲気はしますよね。
何をやっても、どうせブラック企業でしょみたいな印象がついてしまうと、どこかでストーリーの流れを変えなければいけません。じゃあ、どうすれば良いのかというと、最初の一歩目は経営者をスパッと変えることかなと私は思います。
マクドナルドは5年くらい前までは、食品の安全性の問題等でほんとドン底でしたが、当時のトップの原田さんがスパッと身を引いたのは、大きいかなとは感じます。
もちろん、その後のカサノバさんの頑張りがあっての今があります。トップが変わったらすぐに大衆のイメージが良くなるわけではなく、負のイメージを払拭するには年単位で根気強く、やってくしかないと私は思います。
ねばり強く一つ一つ印象を変えていく、そのプロセスは今の時代の人にささると私は考えています。アメリカで当時の大統領オバマさんを誕生させたとき、下記の記事にあるように人々はオバマさんのストーリーにみせられ、投票したという観点があります。日本でも、こういった共感をベースに思考する人は、けっこう多いのではないでしょうか。
ビジネスにおいても、人々にどういうストーリーをみせられるか、今までのストーリーをどう挽回するかといった観点は大事な気がしてます。表面上の対応なんか大衆はすぐに見抜くし、今のストーリーの先にそのビジネスの未来があるかというのは、立ち止まって考えてみても良いかなと感じました。