とあるIT屋の独白

ITや経営について主に書きます

Web広告に関する指標など

最近、アドテクをやっている会社に転職しましたので、また広告に関するトピックで書きたいと思います。
当然ではありますがWeb広告特有の計測指標があって、聞いたことのあるような指標でもちゃんと理解していなかったりとかしていたので、本記事で諸々整理していきたいと思います。

 

<インプレッション(Imp)>

インプレッションとは該当の広告が、画面に表示された回数です。下記の記事にて解説されています。

【インプレッションとは何か?意味と広告効果最大化のための評価方法】
https://innova-jp.com/3703/

 

<Viewability>

Viewabilityとはインプレッションが発生した広告のうち、実際にユーザーが閲覧できる状態となった比率です。下記の記事にて解説されています。

【ビューアビリティ(Viewability)とは】
 https://www.macromill.com/landing/words/c058.html

 

<コンバージョン(CV)>

例えばECサイトであれば商品購入が挙げられる通り、Webサイト広告における成果の指標になります。直接CVや間接CVなど、コンバージョンにも種類がいろいろあります。下記の記事にて解説されています。

【コンバージョン(CV)とは何か? その意味と、今すぐできる最大化の手法を紹介】https://innova-jp.com/3605/

 

<CPC(Cost Per Click)>

広告費をクリック数で割った指標になります。つまりは1クリック獲得にかかる費用となります。下記の記事にて解説されています。

【CPCとは?今さら聞けないCPCの仕組みと広告の費用対効果を上げるコツ】https://udemy.benesse.co.jp/marketing/what-is-cpc.html

 

<CTR(Click through rate)>

広告のクリック数を表示回数(インプレッション)で割った比率となります。下記の記事にて解説されています。

【【コラム】CTRを改善する七つの方法】
https://www.outbrain.com/blog/jp/ctr-7/

 

<CTC(Click To ConversionもしくはClick through Conversion)>

該当の広告がクリックされた回数のうち、コンバージョンに至った比率になります。下記の記事にて解説されています。

【CTC(Click To ConversionもしくはClick through Conversion)】
http://toa.in.net/ctc/

 

<CVR(Conversion Rate)>

Webサイトに訪問(インプレッション)された回数のうち、コンバージョンに至った比率になります。下記の記事に詳しく解説されています。

 

【CVR(コンバージョン率)とは 】
https://boxil.jp/mag/a2830/

 

CPA(cost per acquisition)>

成果(コンバージョン)1回あたりにかかった費用になります。CVRと類似の指標ではありますが、実際に金額で確認できるのが特徴です。下記の記事にて解説されています。

【第14回「cost per acquisition(CPA)」- 獲得費用対効果という指標】https://www.roundup-consulting.jp/podcast/cost-per-acquisition/

 

<CPM(Cost per mille)>

広告を1000回表示(インプレッション)したときの、金額です。下記の記事にて解説されています。

【WEB広告において大切な考え方、CPM(Cost per mille)とは?】
http://pencre.com/cpm/

類似指標としてeCPM(effective Cost per mille)というものもあります。これはインプレッション課金型以外での料金形態をとっている場合に、仮にインプレッション課金であった場合にどのくらいの金額になるかを計測する指標です。

【【ad】eCPMとCPMの違い】
http://orangutan.hatenablog.jp/entry/2014/03/07/201009


<CPI(Cost Per Install)>

アプリのインストールに関する広告の指標で「1インストールあたりにかかるコスト」になります。下記の記事にて解説されています。

【cpiとは?ネット広告のCPIについて分かりやすく解説】https://www.shinobi.jp/adtargeting/glossary/cpi.html


<フリークエンシーとリーチ>

ざっくりいうと、フリークエンシーがユーザに対して広告を表示させる頻度、リーチがターゲットユーザに対して広告が到達した数になります。下記の記事にて解説されています。

【広告における「フリークエンシー」の大切さ】
http://pencre.com/frequency/

フリークエンシーの設定に関しては、下記の記事が参考になると思います。

【最適なフリークエンシーの設定方法とは。運用実績を交えて説明!】https://webbu.jp/frequency-2786


<ネット・グロス・マージン>

指標というよりはコストの概念ですが、広告代理店特有の考え方なのでのせておきます。グロスは広告にかかる総額費用・ネットが純粋に広告にかかる原価・マージンがグロースからネットをひいたものです。下記の記事にて解説されています。

【ネット・グロスとは | マージンとの関係や計算方法が図解で説明】
https://boxil.jp/mag/a3012/

AmazonGoついて調べてみた

今年の9月にアメリカで3店舗目が開店された、AmazonGo。AmazonGoはレジ無しの小売り店舗というのが特徴で、3店舗目は面積が一番大きいそうです。

 

Amazonのレジ無しコンビニAmazon Goの三号店(これまでで最大)が開店、ミールキットも売る】
https://jp.techcrunch.com/2018/09/05/2018-09-04-amazon-opens-its-largest-amazon-go-convenience-store-yet/

 

以前にも本ブログで、POSレジをテーマに取り上げましたが、

http://toaruit.hatenablog.com/entry/2017/12/23/181206

AmazonGoではレジ無し店舗を実現したわけです。なお、レジ無しって本当に大丈夫なの?、ってのを検証したのが以下の記事。

 

【驚きのコンビニ革命「Amazon Go」のすごい仕組み、魔法のようなAI技術の真実】

https://www.businessinsider.jp/post-162108

 

AmazonGoでは、アプリを立ち上げた状態で商品を手に取っていくことで、自動的に精算対象となります。この精算対象とするときに、AIやIoTなどの技術が使われていて、ITに強いAmazonならではの店舗となっています。

インフィード広告とは

最近、健康に気を使って黒米を食べ始めました。下記のリンクのようなものが黒米です。

黒米・古代米750g(真空パック150g×5袋 平成29年度産)

黒米・古代米750g(真空パック150g×5袋 平成29年度産)

 

 ネットのニュースなどを見るとちょくちょく健康食品の広告が出たりするので、最近少し目にとまったりしています。これはWeb広告の一種でインフィード広告というものになります。

インフィード広告は、Webサイト中のコンテンツ間に表示される広告です。例えばニュースサイトなどを見ると、記事と記事の間に広告が表示されることがありますが、それがインフィード広告になります。概要について、下記のサイトにまとめられています。

 

【インフィード広告とは? │ 5分でわかる基本ポイント】

https://ferret-plus.com/amp/2833

 

インフィード広告は、コンテンツの側に表示されるだけあって他の場所よりもクリックしてもらえる可能性が期待できます。下記の記事の通り、AIでクリエイティブ度を判定してよりクリックされる広告を出すような仕組みもあります。

 

【インフィード広告におけるクリエイティブの効果をAIが予測!CAの「iXam Drive」に新機能】

https://markezine.jp/article/detail/28581

GraalVMとは何か

以前に本ブログでJavaからJavaScriptへ変換するツールを取り上げましたが、

http://toaruit.hatenablog.com/entry/2017/08/20/225402

今回はJavaJavaScriptを実行する術について、紹介します。

下記の記事にある通り、元々あった「Nashorn」が非推奨となってしまったのでGraalVMを使った方法が挙げられています。

 

JavaJavaScriptを実行する「Nashorn」が非推奨に、ECMAScriptの速い進化に追いつけないと。代替案はGraalVM】

https://www.publickey1.jp/blog/18/javajavascriptnashornecmascriptgraalvm.html

 

GraalVM上でJavaScriptを実行する環境が、GraalJSになります。このGraalJSを例にGraalVMの概要を紹介できればと思います。

特徴としては、VM上でJavaScriptが実行されるので実行速度の向上が見込めるのと、polyglotの機能かなと感じます。下記のページで概要を紹介されています。

 

【GraalJS-README】

https://github.com/graalvm/graaljs/blob/master/README.md

 

polyglotの機能については、下記のページで紹介されています。Java上で埋め込んだJavaScriptのコードが実行されているのが、分かりますね。

 

【Reference polyglot】

https://www.graalvm.org/docs/reference-manual/polyglot/

 

インストール方法等は、下記のページにあります。rubyやRなんかも動かせます。

 

【GraalVM getting-start】

https://www.graalvm.org/docs/getting-started/

人材の市場価値について考えてみる

今週は連休を使って京都に行ってきました。たまの休みに普段行かないところに行くのは、気分転換にもなるし普段自分が触れていないものを経験するのは良いことかなと思います。

さて、いろいろなことにふれるの自分の市場価値を高めることにつながると思います。市場価値を高めるということは、以前下記の私のブログで紹介した記事で社内の評価もそれで挙げられる可能性もあり、もちろん転職するときにも市場価値が高い方が有利となります。

http://toaruit.hatenablog.com/entry/2016/06/23/191453

さて、その市場価値ですが、ITのスキルセットのようにある一定の基準で評価すれば分かりやすいのですが、実際にはそんなことはないと思っています。例えばIT業界でいうと、トレンドとなっているプログラミング言語フレームワークは日進月歩で変わっていってるし、今今使っているテクノロジーが将来に渡って使われる保障はないわけです。

テクニカルなスキルももちろん大事ですが、今後より求められてくる部分としては新しい環境に適応できるマインドセットであると考えています。下記の記事では具体的に5点挙げられています。

【35歳からの転職、まだ間に合う! 「市場価値が高められる人」5つの共通点とは?】
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180625-00010002-nikkeisty-bus_all&p=1

このマインドセットは、人間性にもつながってくると考えられます。下記の記事ではミドルの世代を対象として人材の市場価値と人間性をとりあげていますが、個人的にはそれ以外の世代にも当てはまると考えています。

【人材の市場価値は『ハート』で決まる。 ミドルの転職で重視される人間性のポイントとは?】

https://m.huffingtonpost.jp/enjapan-middle/high-touch_b_14807944.html

変化への適応力や他者への共感は、前に本ブログで紹介した「教わる力」に近いものがあります。知識も大事ですが、こういった力を養っていくことが、市場価値へ結び付くものと感じます。

http://toaruit.hatenablog.com/entry/2018/04/10/233607

下記の写真は清水の舞台からとったものになります。変化を恐れず清水の舞台から飛び降りる覚悟で、飛び込んでいくというのを私も実践したいなと思います。

f:id:ti7140:20180925003431j:plain

 

MySQLの気になった機能

今年にMySQLは、かなり久しぶりにメジャーバージョンアップ(8.0)を行いました。Oracleに買収されたときは、どうなるものやらと感じていましたが、けっこう新機能の追加や改善等も行っているようなので、少し自分なりに調べてみました。

8.0では下記の記事の通り、NoSQLへの対応ということを前面に出しています。RDBに加えドキュメント型のDBへも対応している、ということになります。

【もうRDBとNoSQLを選ぶ必要はない MySQLなら両方できる】https://enterprisezine.jp/dbonline/detail/10930


具体的な機能としてはJSON型へのサポートなのですが、この機能自体は5.7時点で追加されていて8.0で関数の追加がされました。JSON型での取得方法は下記の記事にまとめられています。

MySQL 8.0 をJSON形式で操作】
https://www.ydc.co.jp/solution/standby/article/mysql_3.html


下記の書籍を読むと、5.7時点でも新機能の追加がかなり行われています。

詳解MySQL 5.7 止まらぬ進化に乗り遅れないためのテクニカルガイド (NEXT ONE)

詳解MySQL 5.7 止まらぬ進化に乗り遅れないためのテクニカルガイド (NEXT ONE)

 

この書籍の中で、他に私が気になった機能を2つばかり紹介します。

まず、1点目は5.7から新規追加された全文検索機能です。全文検索N-gramにより実現しています。テキスト量が大きい列に対する検索で、けっこう使えるかもです。

【LIKE検索より50倍速い!?MySQLラクラク高速な日本語全文検索
https://tech.bita.jp/article/4


2つ目はmemcached Pluginです。これはMySQLにあるデータに対してSQLを介さずにmemcacedのAPIで直接アクセスするものになります。概要については、以下の記事で紹介されています。

MySQLMemcachedプロトコルを使う】
https://www.s-style.co.jp/blog/2018/01/1479/


さて、実際のパフォーマンスはどうでしょう。下記の記事にベンチマークの結果が紹介されています。

ベンチマーク MySQL Memcachedプラグイン vs Memcached vs Redis
https://www.s-style.co.jp/blog/2018/01/1484/

Ansibleとは何か、その特徴

開発にしろ保守にしろ、システムの現場において何かを変えるのは大変です。やはり、メンバーが慣れてるやり方を変えるのはスイッチングコストがかかりますし、それなりのメリットも求められます。そんな中、開発現場を改善した例が下記の記事に紹介されています。

 

スクラム崩壊からの復活、神Excel手順書ベースの運用からAnsibleでの自動化へ――泥臭い現場の取り組みに学ぶ、明日から使える開発ノウハウ】

http://www.atmarkit.co.jp/ait/spv/1806/05/news010.html

 

今回は特にAnsibleに着目してみたいと思います。Ansibleは上記の事例記事にあるように、サーバ設定などのコマンドをコード化して、管理するツールです。下記URLのスライドに概要などまとめられています。

 

【Ansibleで始めるインフラ構築自動化】】

https://www.slideshare.net/mobile/dcubeio/ansible-72056386

 

特徴としては「冪等性」という何があるべき状態化を定義するという、思想です。この思想で作られていると、他の環境で同じようなものを構築するときに流用ができるということです。

もう一点、大きな特徴としては操作対象のサーバにエージェントが不要という点。冪等性と併せて下記の記事で解説されています。

 

【なぜ構成管理はAnsibleがいいのか?~『Ansible徹底入門 クラウド時代の新しい構成管理の実現』より】

https://codezine.jp/article/detail/9976