とあるIT屋の独白

ITや経営について主に書きます

PoCとは何か

最近、私の仕事現場でもPoCという言葉がちょくちょく使われるようになりました。PoCと初めて聞いたときは、何のことかと思いましたが、とりあえずはProof of Conceptの略だそうです。

 

【POCとは】

http://sp.e-words.jp/w/POC.html

 

直訳すると概念実証となるわけですが、要するに新しいアイデアなどを実際に軽く実装してみて試してみる、ていうことになるかと思います。

とはいえ、どのようにPoCを進めればよいのか、ちょっとイメージがつきにくいかと思います。以下にビックデータのプロジェクトを想定したPoCの進め方の記事があり、なんとなく感触がつかめます。

 

【「PoC」の進め方──メンバー選定、環境構築、データ収集と活用、評価まで】

http://www.atmarkit.co.jp/ait/spv/1610/21/news007.html

 

サービスをビジネス化するにあたってのPoCフェーズの考え方は、下記の記事にあります。事業を立ち上げるにあたっても、いきなり全力で進むのではなくコンセプトが受け入れられるところから確認、といったところでしょうか。

 

【ビジネスITにおけるPoCの重要性】

https://www.nri.com/~/media/PDF/jp/opinion/teiki/it_solution/2017/ITSF170304.pdf

 

APNGとは何か

最近、APNGという画像の形式を時々見かけます。内容としてはPNGをベースにしたアニメーション画像なのですが、gifアニメーションとの違いとかあるのか気になって、少し調べてみました。

下記の記事に、APNGに関することがまとめられていますが、アニメーションgifとの比較で、多くの色を使えたりグラディエーションなどが使えるのが特徴です。

 

Chromeの対応で活用の幅が広がりそうなアニメーション画像「APNG」についてまとめてみました】

http://www.webtech.co.jp/blog/optpix_labs/format/10729/

 

APNGを作成するには、ツールとアニメーションの元となる連番画像が必要です。下記の記事にツールの説明があります。

 

【APNG AssemblerでアニメーションするPNG(APNG)を書き出す】

https://qiita.com/umi_kappa/items/2c0dea70f98994968dc8

 

ちなみに、動画から画像を切り出すツールが別途あるので、APNG作成の際に活用できるかもです。

 

【動画処理の定番ツール「FFmpeg」ことはじめ】

https://qiita.com/kitar/items/59f80bba2ca997e0f5e6

Webサービスを成功させるには

昨今、様々なWebサービスが作られているものの、もちろん失敗するケースもあるわけです。よく言われることとしては、成功するかはリリースしてからではないと分からないので、素早く作って改善するということが大事なのではということです。

少し前だと下記の記事のように、6時間で作ったサービスがかなりのPV数を集めたことで話題となりました。

 

【「1人で6時間で作った」 Twitterで匿名質問「Peing」人気、月間2億PV超えへ】

http://www.itmedia.co.jp/news/spv/1712/11/news089_0.html

 

作成者のせせりさんも、一朝一夕でこのようなサービスを作れるようになったわけではなく、そこに至るまでには様々な経験や試行錯誤があります。下記に詳しくまとめられていますが、今まで数多くのWebサービスを立ち上げています。

 

【【7年かかった】19歳から7年、1人で30個のWebサービスを作り一発当ててもう働く必要がなくなったので振り返ってみる】

http://blog.sesere.net/entry/2017/10/27/183957

 

数多く作るというのがよいのか、という議論はありますが、失敗や成功を繰り返すことである種のカンどころが掴めてくるのかなと感じます。最初から成功が分かっててWebサービスを立ち上げることは、この変化が激しい世の中でほぼないかなと思うので、失敗しつつ仮説・検証のサイクルを繰り返すことが大事かなと考える次第です。

下記はSlackに関する記事なのですが、Slackは元々コミュニケーションツールを開発しようとしたわけではなく、ゲームの開発が失敗した末にSlackのサービスを生み出しました。

 

【2度の失敗、社員の解雇 スラックCTOが語る困難の乗り越え方】

https://forbesjapan.com/articles/detail/18952

 

Slackではけっこう大きな失敗をした後に成功したわけですが、この失敗による影響を小さくおさえるために、リーンスタートアップの考え方は大事になってくると思います。以前に本ブログで取り上げたPoCと考え方は似ているのですが、実際にサービスを展開する際もスモールスタートで始めてから、機能を改善していくようなアプローチとなります。

リーン・スタートアップ

リーン・スタートアップ

 

 

シリコンバレーで日本人が嫌われているかもしれない件

少し前ですが、シリコンバレーで日本人が嫌われている、ということが話題になりました。シリコンバレーに訪問する日本人はけっこういるようですが、現地の人にとってみれば、日本式の挨拶等は成果がなく時間の浪費ととらえられてしまうようです。

 

【アメリカハイテク業界で日本企業が嫌われてしまう理由】

https://wirelesswire.jp/2017/11/62274/

 

もう少し具体的に、日本人の人が訪問した際のシーンが下記の記事にあります。日本だと大企業の役員が来るとなるとそれなりに気を使って、話を広げたりするものですが、シリコンバレーだとそんなこともないようです。したがって、せっかくの訪問機会も有意義なものにならなくなります。

 

シリコンバレーで日本企業が嫌われるワケ】

http://tech.nikkeibp.co.jp/it/atcl/column/15/060800143/121900111/?ST=spleaf&P=1

 

上記の記事にもある、日本の後だし体質についても批判されてます。リスクをとらずにアイデアだけもらって、模倣するのはシリコンバレーの流儀に反します。

 

シリコンバレーで嫌われる日本企業の「後出しジャンケン」体質】

http://diamond.jp/articles/-/150308?display=b

 

上記の記事を踏まえつつシリコンバレーの人達をイメージすると、仕事に対し真っ直ぐで、アイデアはすぐに実行していくような感じかなと思います。そんな風土や人がいる背景として、シリコンバレーが仕事をするのに非常に適した地域であることを、小飼弾さんがブログで挙げています。

 

シリコンバレー精神vs風土】

http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50604774.html

 

もちろん、シリコンバレーが現在の姿になったのは歴史的な経緯も影響していると思いますが、気候などの周辺環境も大事な要素なのかなと。

顧客情報のデータベース化と活用

顧客情報をデータベース化する、まぁ大抵の企業でやっていることかなと思います。データの分析で以前に取り上げた顧客の課題(ジョブ)が、分かるのかというと必ずしもそうではないと思いますが、判断の材料にはなると考えています。

http://toaruit.hatenablog.com/entry/2017/12/24/181224

 

例えば、下記の記事にあるみずほの記事ですが、誰がいつどのような行動をとったのかという細かな情報を集め、提案に活かせるデータの活用を行っています。

 

みずほ銀行、2400万人の顧客データベース構築に挑んだ11年の歴史】

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/spv/1710/23/news006.html

 

また、CMSのシステムを提供しているサイトコアという会社ですが、コンテクストマーケティングというものを提唱しています。コンテクストとは直訳すると文脈となるのですが、ユーザがどのような行動をとったのか記録し、適切なタイミングで適切なコンテンツを案内するというものです。要するに、ユーザがそのような行動をとった意図を分析した上でマーケティングに活かすということになるかと。

 

【コンテクストマーケティングにおける3つの課題】

http://marketing.itmedia.co.jp/mm/spv/1705/09/news001.html

MRとは何か

最近、IT系の記事を見ると、ちょくちょくMRという言葉を見かけます。MRは日本語に直訳すると複合現実となり、以前に本ブログでも紹介したVRやARと似た技術ではあるのですが、

http://toaruit.hatenablog.com/entry/2017/10/01/191210

異なる部分について少し調べてみました。ちなみに今回取り上げるMRは「Mixed Reality」であり、製薬業界のMR「Medical Representative」ではありません、私は最初は製薬業界の方のMRだと思ってしまいました。。

ざっとした概要やVR・MRとの違いは、下記の記事にあります。個人的な感想としてはVRとARを合わせたもので、現実の世界にバーチャルな物体等を表現してあたかもそれが存在するかのような体験ができるもの、というところでしょうか。

 

【VRやARとどこが違う? MR(複合現実)の仕組みと代表例『Microsoft HoloLens』を解説】

https://time-space.kddi.com/ict-keywords/kaisetsu/20170316/

 

実際にMRに力を入れているのがMicrosoftで、上記記事にあるHoloLensという製品になります。実際の利用シーンは下記の記事で紹介されています。建設業や歯科などで、徐々に活用されているそうです。

 

【今 注目されるMR=複合現実って何?】

https://www3.nhk.or.jp/news/business_tokushu/2017_0502.html

リベラルアーツとは何か

最近、ビジネス系の記事でみかけることがある「リベラルアーツ」。リベラルアーツは日本でいうところの一般教養の位置付けとなるようなものとのことですが、どのようなものかについてもう少し調べてみました。

WikiPediaの概説によると、リベラルアーツの原義は「人を自由にするための学問」。

 

【リベラル・アーツ】

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%99%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%84

 

自由については本ブログでも以前に取り上げましたが、

http://toaruit.hatenablog.com/entry/2017/10/21/202321

自由であるためにどのようなことを学べばよいか、という観点で構成された学問がリベラルアーツになるのかなと思います。具体的な内容は日本の一般教養と被る部分もありますが、リベラルアーツの意義について、下記の記事で解説されています。

 

【なぜ「リベラルアーツ」は「教養」より大事なのか?――隷属しない精神を養うための3冊】

http://www.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/284362/112400011/?ST=mobile

 

つまり、リベラルアーツの目的は、誰かに言われたからとか規則だからといって思考を止めてしまうのではなく、そこから一歩先に進むための「自分で考える」ようになるための学問となるかと。このような思考はビジネスにも役立てることができます、下記の記事で活用の仕方を解説しています。

 

リベラルアーツがトップビジネスパーソンに絶対不可欠な理由】

http://www.berlitz-globalblog.com/liberal-arts