とあるIT屋の独白

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Netflixの戦略について少し調べてみた

昨年に「NETFLIXコンテンツ帝国の野望」という書籍が出ている通り、コンテンツビジネスについて世界的な地位を築いたといえるでしょう。そんなNetflixの戦略について少し調べてみたので、今回書いてみたいと思います。
昨年の8月時点での日本での状況ですが、下記の記事によるとNetflixの会員数は300万人を超えていて、これは競合のHuluや、おなじみのWOWOWを上回る数になります。これはアニメ作品などのオリジナルコンテンツの作成や、KDDIの販売チャネルを活用した戦略が成功したものといえます。

【ネットフリックス、1年で「WOWOW超え」のなぜ】
https://toyokeizai.net/articles/-/314244

ただ、競合のHuluは昨年にディズニーが子会社化し、加えてディズニーもNetflixからコンテンツを引き上げてしまったので、今後磐石というわけではないかなと。コンテンツの業界は動きが色々あって、おもしろいですねぇ。

【ディズニーがHuluを子会社化。Netflixと戦う準備か……!?】
https://www.gizmodo.jp/2019/05/disney-hulu.html

Netflixはデータの扱い方が、非常に上手な会社で、これが強みの一つとなってます。レコメンド一つとっても、普通なら判断の元となりそうな性別や年齢の属性を使わず、視聴データなどの行動を元に判断しているそう。コンテンツの作成も、データを元に判断したりしてます。

Netflixのレコメンドは行動を分析、性別や年齢は対象外】
https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/00160/061800039/

レコメンドの要素技術として機械学習が使われていて、下記の記事で紹介されています。正解データも人手をかけて作成したり、カテゴリーも細かく分かれているようで、手が込んでるのが分かりますねぇ。

NetflixはUI/UXの改善に機械学習をどのように使っているのか?】
https://note.com/hidekiikeda/n/n6f68e8b1feca