とあるIT屋の独白

ITや経営について主に書きます

リストラクチャリングの考え方

今やシャープや東芝といった大企業であっても、経営状態が不調でリストラを行う時代です。もちろん人員削減は行わないに越したことはないですが、これだけ外部環境の変化が激しい中、終身雇用を継続するのも難しいことかなと感じます。

外部環境の変化への対応といったことは、昔から日本企業の課題と言われています。では、どうすればよいかということですが、下記の記事が参考になると思います。

 

【今こそ求められる“環境変化に強い経営体質づくり”~ 経営再建策の落とし穴~社会動向】

http://www.hj.sanno.ac.jp/cp/page/9668


記事にもありますが日本ではリストラというと、人員削減の意味合いで使われますが本来的な意味は事業の再構築であって必ずしも人を減らす手段のみというわけではありません。最近ではM&Aも一般的に行われるようになりましたので、事業自体を売却したり人員の配置転換といった手段も含まれるかと思います。事業の選択と集中リストラクチャリングを行う上で必要ですが、そもそも集中した事業には成長性はあるのか、競合他社に優位な点はあるのかといった事業自体の分析も併せて行う必要があります。こういった分析を短いスパンで行い、経営状態が不調に陥る前に人員・資源の再配置を行うことが環境変化への対応の第一歩かと思います、その為の情報の収集はより一層スピード感をもって行わなければなりませんね。