とあるIT屋の独白

ITや経営について主に書きます

デジタル課税とは何か

少し前ですが、フランスで「デジタル課税」法なるものが、成立しました。

GAFA狙い撃ち、フランスで「デジタル課税」法が成立】
https://ascii.jp/elem/000/001/895/1895599/

デジタル課税というのは、たびたび耳にするものの、どうやって課税されるかなど知らなかったので、今回調べてみました。
デジタル課税とはどんなものなのか、概要が下記の記事にまとめられています。従来は「拠点なくして課税なし」と言われてる通り、その拠点の税制をベースに利益に課税されます。それをデジタル課税では、利益に結びついた(例えばコンバージョン)利用者がいる国ごとに、課税額を算出して納税するという形になります。

【「どうなるデジタル課税」(時論公論)】
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/314424.html

なお、フランスの事例だと税のかけかたとして、単純にフランスでの売上高に一定率税率をかけるというシンプルなもののようです。

【国際的なIT大手を課税対象とする「デジタル課税」の動向について】
http://www.tax-nzk.or.jp/2019/0721122224.html

この売上高にかかる税は、まだまだ議論の余地があると思ってて、巨大IT企業が例えば仕入額を引き下げる圧力をかけて利益を捻出する可能性もあるわけで。日本の消費税と同様の課税方式が望ましいのではと、下記の記事では述べられています。

【「デジタル課税」が巨大ネット企業を襲う日】
https://toyokeizai.net/articles/-/214789

いずれにせよ、まだ議論が始まったばかりな感はあるので、今後より課税の仕方など検討されるのかなと。