とあるIT屋の独白

ITや経営について主に書きます

MySQLとPostgreSQL

以前にもこのブログでRDBMSの選定は、厳密にやろうとすると難しいと書きましたが、

【DB選定の難しさ】

http://toaruit.hatenablog.com/entry/2016/12/23/182410

OSSを採用する場合、MySQLPostgreSQLというのは悩みどころなのでもう少し深堀りしてみます。

下記の記事を鑑みるに、すごくざっくりとしたイメージだと、MySQLはコンシュマー向けシステム、PostgreSQLエンタープライズ向けシステムに使われる感じでしょうか。

 

【Database Watch(2017年2月版):OSSデータベースの「スーツ」と「ギーク」はどっち?──MySQLPostgreSQLのエコシステムをあらためて考える】

http://www.atmarkit.co.jp/ait/spv/1702/23/news013.html

 

記事にも取り上げられているAmazon Auroraですが、PostgreSQLへの対応が要望として多数挙げられていて実現したそうです。AWS等のクラウドエンタープライズシステムを運用するのも、そんなに珍しくはなくなってきましたからね。

 

【[速報]AWS、「PostgreSQL for Aurora」発表。PostgreSQL互換で基幹業務に対応する性能と信頼性を実現。】

http://www.publickey1.jp/m/blog/16/awspostgresql_for_aurorapostgresqlaws_reinvent_2016.html

 

下記サイトの#6では、両者の優位性について説明されている資料があり、参考になります。

 

オープンソースソフトウェアへの取り組み: 勉強会資料アーカイブス | SCSK株式会社】

http://www.scsk.jp/product/oss/report2.html

プレミアムフライデーと働き方改革

今年の2月にプレミアムフライデーが始まってから少したちましたが、浸透しているとは言えない状況のようです。

 

プレミアムフライデー本格導入は業務改善から? 約9割が「会議で結論を出す工夫をしていない」と回答】

https://news.careerconnection.jp/?p=35865&page=2

 

プレミアムフライデーは、下記の記事の通り働き方改革と消費喚起の2つの目的が主にありますが、働き方のほうを変えていかないと結果失敗という形になるということでしょうかね。働き方を変えなければいけない、という意識付けという面では一定の効果はあったかもしれませんが。

 

プレミアムフライデー失敗の理由】

http://president.jp/articles/-/22028

 

働き方という面でいくと、今までの日本のスタイルである仕事に境界線を設けない、というやり方を改めるべきとの指摘もあります。

 

【もうやめた方がいい「社員一丸となって」の掛け声   働き方改革の成功のカギは個人の仕事の「分化」】

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/49315

 

どちらかというと、欧米のような働き方にシフトする形ですね。

能力主義とピープル・アナリティクス

日本のIT企業は未経験や文系の人を、今でも多く採用しています。かくいう私も未経験でITの会社に入った一人ではありますが、未経験者でも入れてしまうというのは日本特有かもしれません。

 

【日本のITがダメな本当の理由】

https://wirelesswire.jp/2017/01/58716/

 

個人的に未経験OKというのは、IT業界に広く門戸が開かれているということなので、そこまで悪いことと思いません。どのみち適正がない人や仕事が合わない人は、いずれ辞めてしまうので。(ここら辺がITの離職率が高いことの一因となっている面はあるが)

日本が未経験OKなのは、その評価制度に関連していると考えられます。いわゆる「能力主義」での運用です。

 

【「実力主義」や「成果主義」と混同されがちな「能力主義」の正確な意味を知ろう】

http://www.bbt757.com/pr/bbtch/26/

 

職務主義だと、決められた仕事に対してその人が持っているスキルを照らし合わせれば、採用の可否はある程度判断できます。ただ、能力主義の場合はそうはいかず、そもそもの職務がきっちり決められていないこともあるので、採用の可否も定性的となってしまうのかなと思います。(なのでポテンシャル採用が成り立ち)

で、ここからが本題なのですが、こういった日本的な評価制度にあった採用をしていくためには「ピープル・アナリティクス」を活用できる余地があると考えています。ピープル・アナリティクスが何かというのは、まず下記のサイトをご覧下さい。

 

【ピープル・アナリティクス】

https://hcm-jinjer.com/glossary/word/word-339/

 

つまり、自社に合った人材にみられる行動特性を科学的に分析できるということです。下記のリクルートワークスの研究結果をみると、ピープル・アナリティクスの考え方自体は昔からあったようですが、行動特性を分析しそれを採用や評価に結びつける為のプラットフォームがようやく出来てきた感じでしょうか。

 

【ピープル・アナリティクスの歴史を振り返る】

https://www.works-i.com/research/2016/pa/04.html

 

欧米と比べると、日本ではまだ事例が少ないようです。各社での利用検討はこれからといったところでしょうか。

 

【欧米と日本における「ピープルアナリティクス」の違い】

http://diamond.jp/articles/-/109653

 

ちなみに、能力主義の評価制度について、トヨタでも採用されています。トヨタでは現状定性的といえる項目も評価指標として入れられていますが、ピープル・アナリティクスを活用して科学的な分析を今後行ったりするんでしょうかね。

 

【なぜトヨタでは「人望」がなければ出世できないか】

http://president.jp/articles/-/14480

ベアメタルクラウドとは

最近ちょくちょくIT系の記事で見かける「ベアメタルクラウド」という言葉。そもそもこれって何?、というところから調べてみました。

まずはベアメタルの意味ですが、下記のIT用語辞典のサイトにある通り、元々の意味はソフトウェアが入っていない空の状態をさすそうです。ハイパーバイザー型の仮想化についても、この言葉が使われます。

 

【ベアメタル (bare metal)とは|「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典】

http://wa3.i-3-i.info/word12195.html

 

ベアメタルクラウドとはつまり、ベアメタルな環境をクラウドとして使えるサービスとなります。物理サーバを制御するというところが、みそですね。

 

【ベアメタルサーバってなあに | 「IIJ GIO(ジオ)」の公式ブログ】

https://giolog.iij.ad.jp/2016/06/01/15143/

 

ベアメタルは、ハードの性能をより活用できるところにメリットがあります。ただ、すべてのサーバをベアメタルにするのではなく、下記の記事にあるような、ベアメタルクラウドと従来型クラウドを組み合わせた構成というのも事例があります。

 

【新世代クラウド - [第2回]ベアメタルクラウド

http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/070900169/070900002/?ST=spleaf

社内SEの働き方

社内SEというと、納期や顧客要望に追われることがないイメージがあり、エンジニアの職場として働きやすいのかなと思われます。ただ、下記の記事のように予算がカットされて、人員も減らされるということもあるので、各社の状況によって仕事内容も変わると思っていた方がよいかもしれません。

 

【10人のIT部門が消滅~ひとり情シス顛末記 - [第10回]世の中を変えられないか、ひとり情シスの先にある理想】

http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/16/100400218/121400010/?ST=spleaf

 

下記は@typeの記事なのですが、社内SEだから安定しているとは一概に言えないそうです。

 

【「安定したいから社内SE」は危険!ベテランキャリアアドバイザーが考える、どんな環境でも生き残れるエンジニアの条件とは】

http://type.jp/et/feature/2344

 

社内SEであっても技術のキャッチアップは必要だし、時にはソースを書くというのも求められるかもしれませんね。

IT業界での残業規制

残業規制がさけばれてから少し経ち、各企業でも残業時間の課題があがるようになってきていると思います。ことITに関しては元々残業時間が比較的多い業界であり、すぐに残業時間を減らせといわれても、中々大変なようです。

 

【現場は悲鳴、空回りする大手ITの残業削減策】

http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/17/022700049/030200005/?ST=spleaf

 

記事にもある通り、納期を守る為の残業は普通にありますし、障害とか発生したら帰れないし。。

下記のサイトの取り組み事例を見ると、改善を行っている企業は様々な対策をうって効果をみているというのが現状でしょうか。

 

【IT業界の働き方・休み方推進】

http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/shigoto/it/

 

「残業をしない」ということが評価につながる、という対応をしている会社もあるようですね。

管理職のありかた

IT業界に限った話ではないのですが、管理職はどの業種においても悩みがつきない立場かと思います。管理職に課されている役割は調べてみると意思決定や人材育成など多くありますが、何れにおいても他の人に動いてもらわないことには始まりません。なので、本来的に必要なスキルは人をいかに動かすかという点にあるのですが、中々がんばってどうにかなるというものでもないかと思います。

というわけで、参考になる記事としてまずは青学の駅伝部に関するものを紹介します、管理職の仕事は「管理」ではないというところがポイントですね。

 

【青学・原監督「管理職の仕事は管理じゃない」 】

http://toyokeizai.net/articles/-/151440

 

最終的なゴールとしては、一人一人が考えるチームを作ることですが、そこに至るまでの過程でどのように人と接するべきかということが大事になってきます。もちろん、最初のうちは答えを教える場面もあるでしょう。

日常でいかに人と接すればよいかという点は、下記の記事も参考になると思います。

 

【部下とは、あなたの「下」にいる人ではない】

http://toyokeizai.net/articles/amp/146563?display=b&amp_event=read-body