システム開発の工程の中でも要件定義は最も不確実性が高く、漏れ等があると後々まで尾を引くこともあります。最近ではIPAが要件定義に関するガイドラインを作成しています。
【上流工程で失敗プロジェクトを防ぐ、IPA/SECがガイドブックを公開】
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/020100325/?ST=spleaf
アジャイルだと動くものを速く作るという開発スタイルなので要件定義を簡略化できると思われがちです。短期間で開発サイクルを回す関係上、軽視されてしまう部分もありますが、基本的には要件定義が必要で短い期間で決めきるといったことが求められてきます。
こういったことを念頭におかずにアジャイルで進めてしまうと、プロジェクトの成功率も下がってしまいます。
【アジャイルを無責任に広めるのはもうやめよう】
http://frontline.fm/2015/08/27/antiagile/
大きなシステムの要件定義となると、まずは利用部門の協力を取り付けるということから始まり、泥くさい調整も必要となってきます。損保ジャパンではそういった調整を含め、要件定義に4年かかっています。
【損保ジャパン、要件定義に4年がかり】
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/14/346926/032700904/?ST=spleaf