とあるIT屋の独白

ITや経営について主に書きます

システム運用保守の現状について考えてみる

ぼちぼち今年も終わりですね、年をとるほど時間は短くなるように感じられるといいますが、本当にあっという間でした。今年一年はどちらかというと、保守寄りの仕事が多かったということもあり、今年最後は運用保守について書いてみたいと思います。

運用保守については本ブログでも、ログ分析について取り上げてみたり

http://toaruit.hatenablog.com/entry/2016/11/07/225822

関連するトピックとして、カスタマーサクセスの取り組みについて書いたりしてみましたが

http://toaruit.hatenablog.com/entry/2016/08/28/021953

あらためてその意義から考えてみます。

システム運用保守は、ほとんどの現場においてコストとみられていて、コスト削減の候補に挙げられることが多いです。極端にいえば運用業務を自動化したり、障害が発生しなければ払う必要が無いコストです。そういった意味だと下記の記事にある通り、もしもの時の保険の意味での安心料ともいえます。

 

【システム保守と運用の役割~現代のIT社会を支えるエンジニアの重要性~】

http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/16/122000309/052900011/?ST=spleaf

 

最近ではユーザからのコスト削減圧力により、撤退を検討しているベンダーも増えてきているとのことです。

 

【「撤退」が3割、システム保守運用の仕事】

http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/14/542472/120800018/?ST=spleaf

 

また、大手SIerのTISはシステム運用保守のビジネスについて、パッケージなどの利用などにより今後縮小するのではとの見込みをたてています。クラウド利用が広がってきていることも、影響しているのかなと感じます。

 

【TIS役員「SIなど既存事業は半分に縮小、五輪まで持たない」】

http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/16/122000309/052900011/?ST=spleaf

 

傾向としては、今後単にシステム運用保守として括られるビジネスは縮小していくと思います。では今現在、システム運用保守に従事しているエンジニアはどうすればよいのかというと、それはまた来年に。。