とあるIT屋の独白

ITや経営について主に書きます

スピンオフという手段

スピンオフというと、よくドラマのスピードオフ作品というのを聞くと思いますが、会社の事業分割を行う際の手法としてもこの言葉は用いられています。スピンオフは、自社の一事業を別会社として切り出すという手法ですが、日本だと事業売却とみなされ課税されることにより、あまり事例がないようです。が、下記の記事の通り、税制が次年度で改正されるそうです。

 

【事業の分離・独立を無税に 政府・与党、企業「攻めの経営」後押し】

http://www.sankeibiz.jp/smp/macro/news/161111/mca1611110500006-s1.htm

 

海外だと下記記事のように買収の際に、自社では必要とならない部門をスピンオフさせる事例もあります。

 

【米J&J、スイス製薬アクテリオン買収で合意-約3兆4000億円で】

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-01-26/OKDKYA6K50XU01

 

スピンオフが日本でも促進されるような背景としては、下記記事の通り自社の事業責任の明確化が求められている点が挙げられます。東芝のようなコングロマリットでの経営は、時代に合わないのでしょうね。

 

東芝問題を教訓にせよ、スピンオフ解禁待ったなし!】

http://wedge.ismedia.jp/articles/-/8820


また、下記記事の通り比較的大規模な企業は思いきったリスクをとる事業が、行いにくいという側面もあると思います。自社にとってリスクがある事業は、スピンオフするというのも選択肢の一つになるかと。

 

【「昔のソニー」をありがたがる風潮への違和感】

http://toyokeizai.net/articles/-/141504

NoSQLの使いどころ

NoSQLが世の中に認知されてから少し時間がたちましたが、特に企業向けのシステムでは旧来のRDBMSがまだまだ使われていると思います。もちろん、NoSQLの方が適しているケースもあるので選択肢に入れつつ検討を行いたいものです。少し前の記事ですが、下記に各NoSQLデータベースの特徴がまとめられています。

 

【NoSQLデータベースを試してみる】

http://gihyo.jp/dev/serial/01/various-nosql

 

テーブルの列追加などが頻繁に行われるようなシステムであれば、NoSQLがはまる場合があるでしょう。ただ、トランザクション管理が厳密に求められることがある、企業向けのシステムでは使用がためらわれるかもしれません。

最近ではMicrosoftもNoSQL製品を出していて、トランザクション管理ができるものもできているようです。下記サイトにありますが、JSONベースでDBにアクセス可能なので使うにあたっての敷居も低そうです。

 

JSON データベースである DocumentDB の概要

https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/documentdb/documentdb-introduction

ネットでの炎上について考えてみる

今やネットのどこかで炎上騒ぎがおこることは日常茶飯事で、手軽に情報発信ができる時代になった反面、問題が起きているといえるでしょう。炎上とは、ある発信された情報に対して批判的な書き込みが殺到することですが、炎上が発生する要因もいくつかあります。

 

【炎上の火種:公式SNSはなぜ炎上するのか 要因は3つ】

http://www.itmedia.co.jp/business/spv/1604/13/news020.html

 

誤操作や不注意で、意図せず炎上となるケースも多いようです。

情報発信側の責任もそうですが、炎上を引き起こす受け手の存在も要因として挙げられます。炎上で書き込む人数は実態としては、少ないのではとの調査結果もあります。

 

【「炎上」の研究〜ネットが生み出した名もなき”風紀委員”たちの正体(週刊現代)】

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48934

 

炎上を恐れて無難なコンテンツに仕上がってしまうのは、提供者としても本意ではないと思います。どういう表現が炎上を引き起こすのか予想をするのは困難ですが、下記記事の日清の例の通り炎上をことさらに怖がらない姿勢も大事かなと感じます。

 

日清食品が「炎上」しても攻め続けられる理由】

http://toyokeizai.net/articles/-/150533

ITILとDevOps

大規模なシステムになるとシステムの運用にあたってルール決めをしなければいけなくて、概ねITILをベースに運用していくことが多いかなと思います。ITILはざっくりいうと、システムの障害や変更時、誰がどのように対応すればよいかを定める為のガイドラインのようなものです。

 

【5分で絶対に分かるITIL

http://www.itmedia.co.jp/im/spv/0607/14/news135.html

 

上記のITILの記事が書かれたのが約10年前で、現在の状況はどうかというとITILで述べられているプロセスのいくつかは人手を介すことなく運用ができそうな感じがします。下記記事に書いてありますが、将来的にはITILに示されていることは自動化されるかもしれません。

 

NRI楠真 強いITはココが違う - ITILの掟が無用になる「ソフトウエアの時代」】

http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/060800143/110900063/?ST=spleaf

 

プロセスの自動化というと最近ではDevOpsの取り組みが、話題に挙がることが多いかと思います。開発したものを素早く運用にのせるためには、プロセスの自動化が求められてくる為です。

 

【DevOpsとは何か? そのツールと組織文化、アジャイルとの違い】

http://www.buildinsider.net/enterprise/devops/01


もちろん、プロセスが全て自動化されていたとしても、ITILの考え方自体は人が理解しているに越したことはありませんが。。

RPAとは何か

最近、ニュース記事でしばしば見かけるRPAという用語、正式な名称はロボティクス・プロセス・オートメーションで直訳するとロボットによるプロセス自動化となります。

 

労働人口の49%を代替する? 『 RPA 』とは】

http://the-resources.com/?p=301

 

現在、サービスとしてつかわれているものはソフトウェアロボットで、下記にNTTデータが提供しているWinActorのサイトがあります。

 

【RPAソリューションの推進チームを発足 | NTTデータ

http://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2017/012300.html

 

【業務システム向けRPAツール WinActor(ウィンアクター)】

http://www.ntt-at.co.jp/product/winactor/

 

ソフトウェアロボットの特徴として、ノンプログラミングで作業を覚えさせることができるのに加え、作業で使うツールも特に指定がないというところになります。

RPAは自動化可能な業務に適用できれば、かなりの効率化が見込めます。導入エンジニアも適用の見極めの部分ができるかが、大事なポイントだそうです。

 

【エンジニアの価値は「技術力」<「ビジネス視点」へ。RPAが普及した世界で求められるエンジニア像とは】

http://type.jp/et/feature/2101

電子書籍でToeicの勉強

最近は会社でもToeicの受験(それなりの点数も)が求められてきて、英語が苦手な私も勉強を久々にすることとなりました。普通に書籍を買っても良かったのですが、せっかくタブレットを持っているので電子書籍を試してみることにしました。

 

まず、電子書籍といえばAmazonKindleなのでサイトより以下のKindle本を購入。

【新形式問題対応】これだけ! TOEIC TEST全パート完全攻略! 【音声ダウンロードサービス付】

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 Kindleアプリは各種デバイス用のものが用意されています。私はWindowsタブレットを使用しているので、PC用のアプリを選択。

 

Kindle無料アプリ】

https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=200783640

 

Kindleアプリの使い方は、以下にあります。複数のデバイスでインストールすれば、書籍データが共有できます。

 

Amazon kindle(キンドル)の使い方 | iPod/iPad/iPhoneのすべて】

http://www.apollomaniacs.com/ipod/howto_book_amazon_kindle.htm

 

少し使ってみて、本の置き場はとらないし外出時もタブレットを持ち歩けばいいので、手軽に読みたいものがあるときは良いと思います。逆にテキストに書き込むなど実際に自分でメモしたいという場合は、本の実物を買った方がよいですね。

なお、Toeicのこの本ですが音声データは書籍の中に、ダウンロードのリンクが書かれています。

MBAの価値

将来、経営者や会社役員を目標にしているのであれば、とっておきたいのがMBA。日本でも取得できる学校も随分増えて、社会人でも夜間や休日に通っている方もいますね。下記のボンド大学のプログラムのように、最近だとオンラインでも学習ができるそうです。

 

MBA経営学修士)とは?|BOND-BBT MBA

http://www.bbt757.com/bond/mba/about

 

ただ、そんなMBAですが本当にビジネスで有効活用できるかという点は議論されているようです。下記記事はどちらかというと、MBAをどちらかというと批判気味にみたものとなります。

 

【日本企業で問題化する「なんちゃってMBA」】

http://toyokeizai.net/articles/-/144128

 

もちろん経営に関する知識は身に付くので内容は無駄にならないと思いますが、すぐに実践で活かせるかというと中々難しいところがあると思います。

下記記事をみるとMBAはやはり海外で、厳しい環境の中で取得した方が知識だけでなくいろいろなことが経験できるのかなと感じます。

 

【ロサンゼルスMBA留学日記:最終回・MBAの理想と現実――卒業して分かったこと】

http://bizmakoto.jp/makoto/spv/0806/23/news043.html