とあるIT屋の独白

ITや経営について主に書きます

情報弱者と自己責任論

先日、配信者の方が路上で刺殺されるという衝撃的な事件が起きました。被害者の方のご冥福を心からお祈りします。

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この事件、現在の日本社会の課題が如実に表面化したものと、私は考えています。加害者側と被害者側の双方で課題を抱えてたようなのですが、今回は加害者側にフォーカスして感じたことなど書いてみます。

上記の記事中にもある通り、被害者と加害者は金銭的なトラブルがあったらしいです。色恋なのか何なのかはよく分かりませんが、加害者が生活が豊かではない中で、消費者金融を利用してまで被害者に金を貸すのは普通に考えると異常ではあります。ただ、加害者はそういった冷静な判断が、できない人もしくは状況であった可能性も考えられます。
加害者側にフォーカスすると、いわゆる弱者に位置する人がキレたことで起きた事件という側面もあると考えられます。以下の記事にある通り、もちろんキレることが時には重要なのは同意ですが、適切にキレることができるのかという問題はやはりあるわけです。怒りがエスカレートしてしまうと、今回のように悲惨な事件にもつながってしまいます。

r25.jp


そして、深く考えもせず金銭をほいほい渡すのは自己責任だろうというという意見は、もちろん出てはきます。ただ、個人的にはこれを自己責任として片づけてしまうのは、少しためらわれます。
そもそも、自己責任をどのような範疇で考えるべきでしょうか。人によって見解は分かれるとは思いますが、私は以下の記事に書かれているような、

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経済活動における自己責任論の背景には「相応の意思と能力を持った人が参加」することが前提になっており

投資をする意思や能力がない人が、騙されて投資をした場合、自己責任ではなく、被害者という位置付けになるはず

位置づけが妥当かなとは考えています。そうなるといわゆる情報弱者的な人が搾取されるような事象を、自己責任として扱うのはちょっと違うかなとは感じます。
また、以下の記事で触れられている通り、情報商材などに安易に飛びついてしまう人はtaker気質になりやすいというのは、私もその通りと思います。その状態で仕事をしたところで、周囲と上手くやれる可能性は低くなるでしょう。それによって迷惑をこうむる人も出てきてしまい、結果的に全体最適にならないようには思います。

qiita.com


弱者がtaker気質になるのを防ぐために、じゃあどうすんだという話になるのですが、個人的には公的機関を通して訓練等を行い、仕事に就いてもらうというスキームが今のところの現実策と思います。民間に任せきりになるとどうしてもピンキリになり搾取するような輩も出てきて、不幸な人も生まれてきてしまうように感じます。ある程度は公的に仕組み化などしないと、厳しいのかなというのが現状と私はとらえています。人生追い込まれてしまう場面はやはり出てくるわけで、生活保護まではいかなくてもその手前で公共機関でサポート等行えることは、まだあるような気はしています。そして合わせて、消費者金融での借金などトラブルにつながりやすいような行動を制限することも、検討してもよいとは感じます。

今回は、あくまで加害者側にフォーカスして事件について書きましたが、被害者側にフォーカスすると、また別の課題もあるように私は見えます。その課題については、次回の記事で少し書いてみたいと思います。