とあるIT屋の独白

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aikoの花火について個人的な考察

そろそろ、夏も本番になってきましたね。コロナもだいぶ落ち着いて、今年は花火が開催されるところも増えるかもしれません。花火をテーマにしている歌はいくつかありますが、個人的にはaikoさんの花火がけっこう好きです。少し前にYouTubeでもMVがアップされていて、懐かしいなと感じました。
今でこそaikoさんは日本を代表するシンガーとして認知されていますが、彼女がメジャーになったきっかけは花火かなと思います。というわけで、今回はいつもと少し趣向を変えて、この花火について独断と偏見で考察してみたいと思います。

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この歌の解釈としては、下記の記事にある通り、恋愛感情を持っている自分とそれに否定的な自分の二面性を表現したものになります。MVの中でも否定的なパート、「三角の目をした〜」や「赤や緑の〜」では、aikoさんの髪型が変わってますね。

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まぁ、人間は多重人格とはいかないものの、ある程度の多面性は持っているものだし、自分のやってることを否定的に感じるということは、多くの人が経験があると思います。とはいえ、解釈としてこれだけではあまり面白くないので、もうちょっと独自の視点で見てみたいと思います。

歌詞にもある「三角の目」や「三角の耳」についてですが、なぜ三角なのでしょうか。もちろん、なんとなく三角っていうのはあると思いますが、個人的にパッと思いついたのは、「アイ・オブ・プロビデン」です。

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「アイ・オブ・プロビデン」は見たことある人もいると思いますが、キリスト教における意匠で、フリーメイソンの象徴としても使われています。いわゆる神の目ですね。歌詞中に出てくる否定的なパートは、ある種の神のお告げ的なものとしても解釈できるかなと、個人的には感じます。
また、MV中の映像では主にaikoさんが箱の中で踊っている部分が大半になっていますが、なぜ「箱」なのでしょうか。これもキリスト教に関連したものでいくと、箱と言えば「契約の箱」が挙げられるかなと思います。

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契約の箱とは「その箱が運ばれる所に神が現れる」ものであって、MV中の箱を契約の箱と仮定すると、まさに神が降りている様が表現されている、という解釈はできるかなと感じます。

この解釈を前提とすると、神は自分のやってることにある種の否定的な立場をとっています。もちろん、そのような否定的な視点を持つことは極めて大事なのですが、では神の視点から否定されたらそれを止めてしまうのかという話になってしまいます。それが自分の進むべき道として真っ当と判断できるなら、ある程度辛くてもその道は模索するべきかなと私は感じます。
花火の歌詞中にもある「疲れてるんならやめれば」と言われてやめるくらいなら、それまでのものだったのかなと思います。逆にこういった否定的な視点を踏まえて、なおそれがやりたいこととして続けるべきものであれば進むべきというのが、この歌の言いたいことなのではないかと、私は考えました。

さて夏の星座と言えば、代表的なものの一つに「はくちょう座」が挙げられます。はくちょう座は、レダという王妃に近づくために、ゼウスが変身した姿と言われています。結局、神であっても、こういう脇道に逸れることをやらかしてしまうので、神も万能な存在ではないのかなと私は感じます。

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