普段仕事するにあたって、多かれ少なかれ選択を行う場面はあると思います。ケースバイケースではあるのですが、どのような選択を行えばよいか悩ましいこともあります。
例えば、スティーブ・ジョブズがiPhoneを開発した時の選択は、「ユーザー・インターフェイス」です。当時の携帯端末といえば、どちらかというと機能性を重視したものが大半でした。そこにデザインや使い心地的な、ある種の感覚的な要素を持ち込んだのが、iPhoneのヒットの一因と言えるでしょう。
もちろん、仕事においてスティーブ・ジョブズのような選択なんかする機会なんてないよっていう人が、大半だと思います。ただ、仕事において細かい部分の選択はけっこうバカにならないと思っていて、イーロン・マスクのように経営者がディテイルまでこだわって選択し成功した例もあります。
とはいえ、全員がイーロン・マスクになれるわけではなく、会社において自分には見えていない部分もあるとは思います。そんな中でも、自分なりに推論を行い幾つか選択肢を作っておくのは大事と考えます。いくつか選択肢を用意して論理的に自分が行なった選択が正しいことを説明できれば、そうそう真っ向から反対されることは少ないかなと私は感じます(まともな環境であれば)。
以下は経営会議における論点がまとめられた記事ですが、経営者でなくても使える観点と思います。挙げられている観点の代表例としては、コスト・リードタイム・将来性のようなものですが、どういう観点を選んで選択肢を示すかってのも大事かなと感じます。