とあるIT屋の独白

ITや経営について主に書きます

ハッタリに惑わされない考え方

例えば会社とか事業で成功したいとなった場合、ハッタリをかますこともあると思います。少し前にホリエモンが「ハッタリの流儀」という本を出版してから、個人的にはこういうハッタリをかましてくる人が増えた気がします。ハッタリをかますこと自体は一概に悪いとは言えなくて、下記の記事にあるように、やりたい仕事を掴むためだったり自己の成長の為にプレッシャーをかける意味で有効なのかもしれません。ただ、それはあくまでハッタリをかました以上は、実行するということが前提になっています。

ハッタリは冗談抜きで自己成長のために必要だと思っている話 | メモブログ


一方でハッタリをかますだけかまして、実行しないケースが世の中でどんどん増えてきてしまっているような感じもします。クラウドファンディングに出没する悪徳業者であったり、情報商材屋であったり、ハッタリだけかましてお金だけむしりとるような人達も多くいます。こういう人達が増えている現状を鑑みると、ハッタリを見抜く目というものを周りが養う必要が出てくるわけです。

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ハッタリをかます人の多くは「努力すれば金を稼げる」という、何かある種のプロパガンダのようなものを発することが多いように感じます。もちろん成功する人は努力をしているのでしょうが、努力したら成功するとは限りません。下記の記事でひろゆき氏が言っている通り、「1つの決定的な要因はなく、さまざまなことが絡み合って、人生は成功へと導かれていく。」というのが成功する人の実態に近いのかなと思います。

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だから、ある種のがんばれば何とかなる的な思考には、まず批判的な視点を持つべきと感じます。新しいことに興味を持つの自体は全然良いことなので、まずは自分の生活に大きな影響を与えない小さい範囲から始めてみるのをおすすめします。いきなり仕事辞めたり何十万円も投資したりして、後にひけない状況になるのは悪手でしかないと思うので。