とあるIT屋の独白

ITや経営について主に書きます

レールに乗ることについて考えてみる

人生のターニングポイントってふと考える時はないでしょうか。過去を振り返ったらあの時がターニングポイントかなと思われなくもないのですが、長く生きてると人それぞれなのかな思います。私は今まで生きてきた中でもそれっぽいのもある気がしますが、まだ明確にこれというのも無い気がしています。
若い時にやりたいことが見つかって、それを続けてこれればそれは幸せなことだと思いますが、そうじゃない人もいると思います。かくいう私は中学・高校・大学と特にやりたいこともなく、かなり適当に過ごしてしまったので、やはり後悔は無くは無いかなという感じです。学生時代はこれといって、何かに打ち込んだ時間を過ごしてはいなかったかなと思います。
もちろん、やりたいことが無いのであれば勉強なんかせずに、まずはやりたいことを探せ、という意見もあるとは思います。ただ、個人的にはやりたいことがなくても、とりあえず勉強して進学するというのも悪い選択ではないと考えています。下記の記事のように、まずはレールにのってみて、ある程度まともと言われてる道を歩くのは今後の人生において無駄にはならないと感じています。

takope.net


社会人になってからの私は、どちらかといえばレールから外れてしまった方かなと思っています。同年代で会社の役職に就いたり、起業したり、私よりも年収もらってる人は、ごまんといると思います。もし仮に私が以前勤めていた会社を辞めずに勤め続けていたら、レールに乗れている状態だったかもしれません。
社会人になってから大きなターニンングポイントのようなものは無い気はしていますが、少しずつですが自分のやりたいことが見えてきた感覚があって、数回転職したのもこのやりたいことを優先したからかな、とは今思うと感じます。下記の記事にあるように、人生のターニングポイントは40歳代が多いという人が多く、もしかしたらまだまだ転換点はあるかもしれませんが。

shuchi.php.co.jp


一方で、この変化が激しい現代で今までレールに乗り続けられたから今後も大丈夫、という保証はどこにもありません。大企業でも平気でリストラを行う時代です。自分がレールから外れる恐怖みたいなのは持ってる人も多いと思います。私も今は会社員ですが、いつか会社が潰れるかもしれないし、自分がクビになるかもしれない、というのは頭の片隅にあります。で、その恐怖に打ち勝つには、自分がやりたいことをやれてるという実感だと私は考えています。今やりたいことが少しでもやれていれば、たとえ今の場所にいられなくなっても次探そうという気持ちも出てくるし、やりたいことはがんばれるし、続けていこうという姿勢になると思います。
ただ、次の場所に行こうとする時は、どうしてもある程度「レールに乗っていた」事実が求められてしまうことが多いです。レールに乗っていたことは、将来において選択肢を広げる手段になると思います。だから、今やりたいことが無い人でも、拙速に無理してやりたいことを見つけようとせず、レールに乗るという選択を取るのも全然悪くないと思います。いざ、やりたいことが見えてきて人生のターニングポイントと思われるものが来た時に、乗っていた経験は必ず価値になると私は考えています。