とあるIT屋の独白

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話が通じないということに感じること

自分の話が通じない、と感じるときは多くの人が経験していることかなと思います。そういうお前は人から何か言われて話が通じるのか、と言われると正直自信がないです。では、この「話が通じない」という現象はどのような時に起きるのか、というのを少し考えてみたいと思います。
まずは一般論として、話が通じない人にみられる特報が以下の記事にまとめられています。自分が正しいといった思い込みや、感情的になるといった点は、けっこう納得できる部分もあるかなと思います。

the5seconds.com

 

さて、話が通じないといっても、こちらが言うことが100%全く通じないということはけっこう稀であって、たいていは「通じない部分がある」ということが多いと思います。それは人によって思考のタイプが異なることも一因していると感じています。下記の記事のように、「ゴール指向問題解決型」と「プロセス指向共感型」で、各々の思考の仕方が違う場合、最終的な結論については同じになるケースでも、そのプロセスにおいて通じない部分が発生する頻度が高くなる気がします。

studyhacker.net


もちろん、タイプが違うだけで通じないことが発生するのではなくて、お互いの思考プロセスがある程度認識できていれば「話が通じない」ということは少なくなるように感じます。
一方で、こういった話をする行為自体を諦めてしまうという選択肢もあると思います。例えば100%全く通じない相手が現れて、こっちが何話しても聞いてくれないという状況に陥った場合は、諦める選択もありだと思っています。そのような場合は思考プロセス以前の問題で、信頼関係が崩れてしまっているので。
親子関係において、例えば子供が全く親の言うことを聞いてくれないと言うこともあると思います。反抗期と一言で言えばそれまでなのですが、その反抗期になるきっかけみたいなのがあると個人的には感じてます。そもそも、親がちゃんと子供の言うことを聞いたり、信用をしてんのかってのが大事だと思ってて、それがどれだけ出来たのかは後々にひびいてくる気がします。

toyokeizai.net

 

ただ、一方で今思うと、この信頼関係はお互いの背景を理解することでも、生まれてくる気がします。その人の背景が分からないと信用するの難しいと感じてしまうこともあるし、言ってることも表面上は理解してるように見せてはいるけど、しっかり理解はしてないようになってしまうこともあると思います。親子関係でも、子供が親から離れていくと、段々とその思考プロセスの背景が読みにくくなるといったことも出てくることもあるでしょう。
背景を理解するようにすれば自ずと信頼関係も醸成されるのではと考えています。逆もまた然りで、背景をしっかり理解出来ていなくても、とりあえずその人の言葉を信頼し続けることで、何となく背景も見えてきたりすることもあります。結論としては、その人の背景を理解することと信頼関係を築くことは相互に関連してると私は思っていて、どういうアプローチをとるにせよ、人と話を通じさせる上でこの2つを意識する必要はあると感じます。