とあるIT屋の独白

ITや経営について主に書きます

なぜ自分は自己完結型の仕事が適しているのか

ITのエンジニアになってから、かなり長い年月が経ちました。IT業界にはそこまで大した理由もなく入っていったのですが、エンジニアを途中で辞めてしまった人もいる中、なぜ自分がまだ続けてられているのか。そんなことを少し書いてみたいと思います。
バスケやサッカーなど、チームプレイを求められるスポーツはみなさんやったことあると思いますが、私は元々こういったチームプレイが求められることはどちらかというと苦手でした。というのも空気を読むのがあまりできない人間なので、例えば他の人がここにボールが欲しいというときにそれを察することが出来なかったりします。ただ、社会人になってからもこういった空気を読むスキルは必要で、新卒で最初に入った会社の時は右も左も中々苦労しました。
その時に感じたのは、自分で自己完結がきちんと出来れば、そういった空気を読むことなく物事が進められるのではと思いました。それから、きちんとエンジニアの仕事が出来る会社に転職して今に至るわけです。下記の記事にある通り、エンジニアは自己完結型に向いている職種と言われてはいますので、自分が持っている特性と合っているのではないかと今は感じます。

tenshoku-nanido.com

 

もちろんエンジニアだからといって空気を読まなくて良いというわけではなく、要所要所ではきちんとした振舞いをしなければいけないのですが、そういった場面は他職種に比べると少ないのではと考えています。逆に自己完結ではなく、ちゃんと周りと会話しながら進めたいとか、分からないことが合った時にきちんとサポートしてくれる、といった環境を求めていると人はエンジニアはあまり向かないのではという感じがしています。というのも、エンジニアの人は自己完結の思考の人が比較的多く、周囲の人も空気を読むのに長けてない人が多いと私は感じるからです。逆を返せば空気をあまり読む必要なく、物事を聞けるという点もあるのですが、こういう雰囲気は合わない人は合わないだろうなぁとは感じます。
また、自分が自己完結型が合っていると思う理由は、HSP的な気質があることも一因と考えています。下記の記事にHSPの方が書かれた記事があるのですが、慌しかったり、人からずっと見られる環境というのは、私もちょっと辛いなぁと感じてしまいます。

priusshota.com


ではなぜ自分にこういう気質が備わったのかというと、元々劣等感が強かったのかもしれません。下記のツイートにある通り、自分に劣等感があると自分のことを話すのが嫌だし、どうしても人と距離を取ってしまうようになってしまいます。結果、自己完結型にならざるをえなかったのかなと感じます。

 
ただ、思春期の当時はまだSNS等も今ほどなく、知らない人に悩みを相談できるということがしにくかった環境にあったように思います。今はSNS等を通じて知らない人と手軽に交流できるので、上手く使えば私が抱えてたような課題に対し、早めに手が打てる可能性があります。もちろん、相談相手によっては良からぬ方向に行ってしまうこともあるので、その人が信頼に値するかどうか、情報収集をどう行うかという点については今の時代求められてくるのかなと感じます。