とあるIT屋の独白

ITや経営について主に書きます

易きに流れることの懸念

ここ数年、アフィリエイトであったり、エンジニア転職だったり、だれでもお金を稼げるというお題目で、マーケティングされるようなものが増えてきた気がします。自分も昔はアフィリエイトをちょっと試してみましたが、うまくいかず断念しました、、誰もが一度は通る道なのかもしれません。自分の場合は遊びレベルだったんで全然大丈夫だったのですが、深くそういうのに入り込んで時間とお金を浪費してしまってることもあるかなと感じます。
少し前ですが、ブログサービスのnoteが利用規約で「売上いくら稼いだ」みたいな記事に規制を入れる対応をしました。おそらく、こういった記事は易きに流れそうな人をターゲットとしてますが、怪しいものが相当数あったかと思われます。今や軽い気持ちでこういったのに手を出すのは、リスクが高いといえるように感じます。

job-speed.com


もちろん中にはちゃんとしたものもあると思いますが、その真贋を見極めるのは簡単ではないです。ので基本スタンスは疑う姿勢を持って、易きに簡単には流れないことは大事かと感じます。
少し前からエンジニアに関して「未経験でもなれる」というような広告等を目にすることがありますが、下記の記事にある通り向き不向きが出る職種です。自分の適性を鑑みずに流されてお金や時間を浪費するのは非常にもったいないです。

paiza.hatenablog.com

適性については以前に本ブログでも取り上げましたが、能力的側面に加えて性格的・態度的側面も多分に関わってくると私は考えます。

toaruit.hatenablog.com

もちろん、もの作りがしたい、ITが好き、何か自己表現する手段を身に付けたい、という人にはIT業界は勧められます。ただ、それは自分の実現したいことを達成するために、努力することができる人でないと難しいと思います。まして「簡単に稼ぎたい」というモチベーションの人は、離脱してしまう可能性が高いことが想像できます。
最終的な結論としては安易に易きに流れずに、自分の適性や実現したいこと、興味などなど、よく考えてから物事を判断すべきということです。今は色々な情報がネットに出回っているので、情報自体もよく吟味する必要性が以前よりも大事と感じています。