とあるIT屋の独白

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デジタル・トランスフォーメーション(DX)とは

最近、IT関係のニュースをながめると「デジタル・トランスフォーメーション(DX)」という言葉を見かけるようになりました。今回はこのDXについて取り上げてみたいと思います。
まずDXとは何か。直訳するとデジタルへの転換になるわけですが、そもそも自社の業務でシステムも使ってるし、ホームページもあるし、なにをやればよいのかと感じるかなと思います。ざっくりとDXについてまとめられているのが、下記の記事です。DXでやるべきこととして大きく二つあって、一つは既存業務をデジタルで変えること、もう一つはデジタルを使って新規事業を創出すること。

【デジタルトランスフォーメーションとは何をすることなのか】
https://japan.zdnet.com/article/35135673/

例えば以下はマクドナルドの例です。マクドナルドでは店舗でのレコメンデーションをデジタル化で実現するために、専業の会社を買収したりしてます。

マクドナルドがデジタル変革加速へ--Dynamic Yield買収から見えること】
https://japan.zdnet.com/article/35134886/

もちろんDXを推進するにあたり企業の買収をする必要性はないと思いますが、様々なベンダーのサービスにアンテナをはっておくのは大事かなと思います。
では既存のシステムで対応できるか。どのようなシステムかにもよりますが、個人的には10年以上前に構築されたシステムでは厳しいかなと感じます。古いシステムが構築された時代は、今に比べてデータの活用が考慮されてない、かつシステム変更の柔軟性や連携が大変、という場合が多いからです。

経産省のDXレポートの警告「既存システムでは生き残れない」は本当か?】
https://enterprisezine.jp/article/detail/12152#cxrecs_s

また、DX自体もやるべきことがフワッとしてるため、それを推進できる人材がいないというのもあります。既存の業務や事業を把握することに加え、それの効率化にとどまらず、どうデジタルで変えていくか。日本企業では、まだまだそういう経験が不足してると感じます。

【DX推進人材が大幅に不足、IPAが企業のDXに関する取り組みを調査
https://www.atmarkit.co.jp/ait/spv/1905/21/news030.html