とあるIT屋の独白

ITや経営について主に書きます

銀行システムの今とアウトソーシング

以前に本ブログでアウトソーシングについて取り上げました。
http://toaruit.hatenablog.com/entry/2017/11/20/013556
ノンコアな業務についてのアウトソーシングクラウド活用により、企業で進められています。最近は銀行のシステムでもそういった取り組みがされています。
下記の記事を見ると、地方銀行は基幹システムであっても、共同利用できるシステムに乗りかえていっているようです。

NTTデータ福邦銀行に共同システムを提供開始、利用は9行に】
https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/news/18/03757/

NTTデータだけでなく、IBMもこのようなサービスを提供しています。SIerにとってみれば、システムを初期から構築するリスクを少なくして運用収入が得られるので、共同利用はいいビジネスなのかなと感じます。

IBM支援の地銀共同システム、第四銀行で稼働開始】
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1701/06/news044.html

もちろん昨今、地方銀行が苦しい状況なので自社でシステム構築する費用をさけない、といった面もあるかなと感じます。とはいえ基幹システムが共同利用で果たしてITを価値に変えることができるか、そもそも基幹システムでカバーしてる業務では差別化しようがないのか…。銀行ビジネスも変化の過渡期ですからねぇ。