ブロックチェーンは以前にも本ブログで取り上げた通り、仮想通貨を実現できる要素技術になるわけですが、
http://toaruit.hatenablog.com/entry/2016/06/29/002324
最近は仮想通貨以外で活用できるのではないか、という記事を見かけるので少し調べてみました。
まず、ブロックチェーンについて再度確認するとP2Pネットワークを前提とした、ブロックをつなげる仕組みとなります。ブロックは仮想通貨であれば通貨の取引となりますが、このブロックの信頼性をP2Pネットワークで、検証するものとなります。
http://www.tottemoyasashiibitcoin.net/entry/2017/02/14/221125
一つ目の活用例としては物流です。物流業界はいろいろな物流会社がからんで輸送を行うので、サーバで一元的に情報を管理しにくい業態といえます。なおかつ、どこでどのような取引が行われたかその履歴を追うのも困難ということで、ブロックチェーンでの打開策が検討されています。
【1兆ドルの物流業界の未来を、ブロックチェーン技術に賭けるUPS】
二つ目に挙げるのは、文書改ざんの防止への活用。ブロックチェーンの一度発生した取引は修正できない、という特性を活かして文書が改ざんされたものであるか確認する仕組みができるのではといった内容です。
【ブロックチェーンは文書改ざん防止に有効か?BCCCが解説】
https://enterprisezine.jp/article/detail/10535
記事にもある通り、これは文書が改ざんされたかはチェックできるものの、業務フローとセットでやらないと(業務フローに改ざんチェックをいれるなど)、効果がでないものとなります。昨今騒がれている公文書の改ざんについて、役所だけでなく第三者が監視できるような仕組みができるとよいかなと個人的に思います。