とあるIT屋の独白

ITや経営について主に書きます

昨今の日本企業の創造性と組織のあり方

日本企業の創造性が足りない、以前のソニーのようなクリエイティブなプロダクトが出ない、そんな論調が出てからしばらく経ちました。

元アップルの前刀氏は下記の記事で、日本企業の創造性の不足を指摘していて、その原因としてカルチャーに問題があるのではと述べられています。

 

【日本メーカーは下請けになるのか 足りぬ集団の創造性】

http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/pickup/15/1003590/040201638/?ST=trnmobile

 

組織として創造性が不足してしまう原因の一つとして、仕事にやらされ感のようなものがあるからと感じます。サイボウズの青野社長は下記の記事で、会社が大きくなることで、その理念があいまいなものとなってしまうことが売上や利益偏重につながり、やらされ感のある職場となってしまうことが挙げられています。そして、そのような会社は一度解散するのも手と述べられています。

 

【なぜ「やらされ職場」が生まれるのか?~魅力のない会社はさっさと潰した方がいい】

https://shuchi.php.co.jp/article/4872

 

下記の記事では、ファミリー企業と非ファミリー企業との比較から、ファミリー企業がリーダーシップの発揮しやすいことが述べられています。今後、より小回りのきく組織が求められているなかで、大企業においてもファミリー企業くらいの組織の細分化を行うことが提示されています。

 

同族経営が"普通の経営"より好業績なワケ】

http://president.jp/articles/-/24611

 

企業が創造性を発揮するには、小規模な組織の方が適してるといえるかもしれません。人を増やせばよいという時代ではなく、いかにアイデアを出してそれを速く実行にうつしていくことが、大事なのかなと感じます。