投資ファンドといえば主に株式や債券等に投資し値上がりで利益を出すことを生業としていて、アメリカが本場の業種です。そんなアメリカでは、最近だと破綻国の債券で利益を出しているファンドもあるそうです。
【破綻国家にたかる訴訟型「ハイエナ」ファンドのエグすぎる手口】
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50127
こういったケースだと訴訟に負けるリスクもあるので、ハイリスクハイリターンな感じはしますね。
日本でもファンドはもちろんあるのですが、一部上場企業企業の株式など手堅いものを対象としているものが多いような感じを個人的にはもっています。そんな中、少し前に日本のファンドであるインテグラルがアデランスの株を取得したとのニュースがありました。
【スピン経済の歩き方:日本のおじさんたちが、「アデランス」をかぶらなくなったワケ】
http://www.itmedia.co.jp/business/spv/1610/18/news037_0.html
アデランスの業績悪化の原因として男性かつらの不調があげられていますが、下記記事によるとかつら市場全体という観点でいうと、それ程縮んではないそうです。アデランスの業績悪化の要因として競合との競争も一因となっているようです。
【アデランスを追い詰めたかつら市場の"激変"】
http://toyokeizai.net/articles/-/140518
さて、アデランスの株式を取得したインテグラルですが、メディアでも度々みかける佐山展生氏が代表取締役のファンドです。スカイマークの支援なども行っていて企業再生案件を手掛けています、下記にインタビュー記事があります。
【佐山展生氏語る企業再生の本質】
最終的な目的は再上場させて高値で株式を売却することですが、一度株式市場でNOを突き付けられた会社の株式を引き受けるのはリスクもあります。ただ、経営のやり方一つで、その会社の利益改善や従業員の雇用を守れるというのであれば、こういったファンドの存在意義は大きくなると思います。